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榎田「第6の男」久保、下柳抹消で浮上

 東京に到着し、バスに乗り込む榎田=東京駅(撮影・峰大二郎)
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 東京に到着し、バスに乗り込む榎田=東京駅(撮影・峰大二郎)

 阪神の榎田大樹投手(24)が、交流戦明けにも先発転向する可能性が7日、浮上した。久保の故障離脱に、下柳の2軍落ちでローテの再編は急務。穴があいた12日・西武戦(西武D)は、鄭凱文投手(22)の起用が有力だ。だが、リーグ戦に戻ればもう1人必要なだけに、山口投手コーチも「リリーフから回すということも考える。選択肢の1つ」と可能性を示唆した。

  ◇  ◇

 チーム浮上のカギを握る男として、ルーキー左腕に白羽の矢が立った。開幕から中継ぎで18試合に登板。榎田は防御率0・81と抜群の安定感が光る。現在、久保、下柳と開幕ローテの2人を欠くだけに、先発の補充は不可欠。山口投手コーチが今後の見通しを語った。

 「まずはファームからの推薦ピッチャーになる。その次はリリーフから回すということも考えるよ。選択肢の1つです」

 勢いを付ける若いフレッシュな力が欲しい。交流戦が終われば、再び先発は6人必要になる。そこで候補に挙がるのが榎田だ。不振が続く小林宏の配置転換について、山口コーチは「セットアッパーとして獲得したピッチャー。それはない」と完全否定。榎田については「まだわからないです」と言葉を濁している。

 12日・西武戦は2軍で結果を残した投手を優先する意向。鄭凱文が最有力で、右肩痛からの復活を目指す安藤、鶴らも候補に挙がる。左脇腹を痛めた久保の回復状況にもよるが、前半戦の最後には9連戦も控えているだけに、先発は1人でも多く必要になるところだ。

 榎田はこの日、中継ぎ陣とともに完全休養。チーム便で陸路、千葉に入った。今後も当面はセットアッパーとして、勝ち試合に起用される見込みだが、オープン戦では先発としても結果を残している左腕。救世主としてフル回転が求められる。

(2011年6月8日)

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