名大病院手術ミス、ロボットへの理解不足が原因
読売新聞 6月7日(火)21時3分配信
名古屋大学医学部付属病院(名古屋市昭和区)で昨年9月、内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」による胃がん切除手術を受けた男性(当時76歳)が死亡した事故で、同病院は7日、「操作によっては臓器に過度な圧力を与えるダビンチの特性を、執刀医が十分に理解していなかった」などとする院内事故調査委員会の調査結果を発表した。
発表によると、男性は手術中に膵臓(すいぞう)の裏側を損傷したことから腸管壊死(えし)を起こし、5日後に多臓器不全で死亡。事故調は、執刀医が手術の作業空間を確保するため、ダビンチのアームに取り付けた鉗子(かんし)で膵臓を押しのけた際、力加減を誤り、背骨との間に挟まれた膵臓が圧力で断裂したと分析した。
松尾清一病院長は、事故を起こした消化器外科でロボット手術を自粛していることを明らかにし、「患者様とご家族に心よりおわび申し上げる」と改めて謝罪。再発防止策として、ロボット手術の運用指針や技術認定制度を設けたという。
発表によると、男性は手術中に膵臓(すいぞう)の裏側を損傷したことから腸管壊死(えし)を起こし、5日後に多臓器不全で死亡。事故調は、執刀医が手術の作業空間を確保するため、ダビンチのアームに取り付けた鉗子(かんし)で膵臓を押しのけた際、力加減を誤り、背骨との間に挟まれた膵臓が圧力で断裂したと分析した。
松尾清一病院長は、事故を起こした消化器外科でロボット手術を自粛していることを明らかにし、「患者様とご家族に心よりおわび申し上げる」と改めて謝罪。再発防止策として、ロボット手術の運用指針や技術認定制度を設けたという。
最終更新:6月7日(火)21時3分
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