福島の男性、献血断られる=本人の「被ばく」申告理由に
時事通信 6月7日(火)12時1分配信
福島県いわき市の男性が、東京都内で献血しようとした際、原発事故による放射線被ばくの可能性を理由に、献血を断られていたことが7日、日本赤十字社への取材で分かった。男性の妻から「医師に放射線で遺伝子が傷ついているかもしれないと言われた」と抗議を受け、日赤側は「説明の中で誤解を招き、男性に不快な思いをさせ、申し訳なかった」と謝罪した。
日赤によると、男性は5月26日、東京・お台場に設けられ、東京都赤十字血液センター(江東区)が運営する移動献血会場を訪れ、「福島から来た。被ばくしているかもしれないが、献血できるか」と質問。同センターの医師は「本人が被ばくしていると申告しているため、本人の健康のため、献血を控える方が好ましい」と判断、採血を断った。男性の妻からの抗議は翌27日にあったという。
福島第1原発事故を受け、日赤は今年4月、累積被ばく量が100ミリシーベルトを超えた原発作業員については、半年間献血を制限する方針を通知。しかし、避難している福島県民にはこの通知は適用されず、同県でも通常通り献血が行われているという。
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最終更新:6月7日(火)12時3分
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