インドが最大の兵器輸入国に 自国生産の中国抜くインドの国際兵器見本市で展示された戦車=ニューデリー、1999年10月(共同) 【ロンドン共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は7日、11年版年鑑を発表、06~10年の5年間の通常兵器輸入量でインドが中国を抜き、世界第1位になったことを明らかにした。 SIPRIは「インドは国内で治安上の問題を抱えるほか、隣国の中国、パキスタンとの競争が輸入増加の主な要因」と分析。専門家の間では、中国の輸入量減少は自国での兵器製造能力を高めているためとの見方が強い。 05~09年の5年間では、世界全体の兵器輸入量のうち、中国が9%を占め1位、インドは7%で2位だった。しかし、06~10年ではインドが9%、中国が6%と逆転した。 【共同通信】
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