外国為替証拠金取引(FX)での高配当をうたい、無登録で出資金を集めたとして、高松地検特別刑事部は7日までに、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで、海外の金融会社「ファンドシステム・インコーポレイテッド」の元代表取締役、伊藤由紀彦容疑者(49)=住所不詳=と、元経理担当社員、秋山満美容疑者(42)=東京都江東区=を逮捕した。
被害者側の弁護士によると、千人以上から200億円以上を集めた可能性があるという。
逮捕容疑は、2人は共謀して2008年6月28日ごろ、高松市内のホテルで香川県の男性1人に国の登録を受けずにFX取引を勧誘し、金を受け取った疑い。
同地検によると、伊藤容疑者は「無登録で勧誘したのは間違いない」と認めたが共謀は否認、秋山容疑者は容疑を否認している。