ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 福岡・北九州> 記事 債権5700万円を放棄/添田町2011年05月26日 添田町は、第三セクターの林産物生産販売業「ウッディー」(社長・広瀬喜一副町長)の町に対する債務約1億4200万円のうち約5700万円を放棄する。民間会社の経営参入を求めて経営改善を目指す。25日の町議会臨時会に議案を提案し、全会一致で可決された。 町によると、ウッディーは1992年に設立。国産材の加工や間伐作業をしてきたが、不況などのため近年は経営悪化が続いていた。 町の一般財源から計約2600万円の損失補填(ほ・てん)を受けたほか、町の基金から計約1億4200万円の貸し付けを受けたが返済が滞っていた。多額の債務を抱えた状態では民間会社の参入も厳しい状況だった。 今回債権を放棄するのは、2003年度から11年度までの償還額など計約5700万円。寺西明男町長は「ウッディーの経営再建は長年の懸案だった。今回の債権放棄で経営改善に一定の道筋ができたと思う」と説明している。 町は今後、広島県内の民間会社に本格的に経営参入を呼びかける方針だ。(林国広)
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