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条例に「らい」福岡・鹿児島4町村が差別的表現放置鹿児島県の3町村と福岡県添田町が、職員の特殊勤務手当支給に関する条例に、防疫手当の対象になる感染症としてハンセン病を残したままにしていたことが分かった。いずれも「らい」という差別的表現が使われており、1996年の「らい予防法」廃止後も放置されていたとみられる。4町村とも実際に支給した記録は残っていないが、鹿児島県は他の条例も含めて不適切な表現が残っていないか全市町村に確認を求める。 鹿児島県の3町村は東串良、南種子両町と十島村。東串良町は3月に気付いて改正を検討したが、手続きが3月議会に間に合わなかったという。同町は「(放置した)経緯はよく分からないが、回復者の方々に不愉快な思いをさせたなら申し訳ない」としている。 十島村は「手当の支給実績がなく、見直しが遅れた」、南種子町も「削除ミス。他の条例なども精査したい」と説明。3町村とも6月議会で、文言を削除する条例改正を行う。 同県健康増進課は「誤解を招く表現で早急に削除すべきだ。3町村を含めて普段から研修などで指導していたのに残念」としている。 福岡県添田町の条例は62年施行。寺西明男町長は23日、町幹部から指摘を受け、専決処分で問題の表記を削除した。25日の町議会臨時会で修正を報告する。 鹿児島県鹿屋市の国立療養所「星塚敬愛園」の岩川洋一郎自治会長(74)は「いまだに『らい』という差別用語が残っていることは信じがたい。事務的なミスかもしれないが、ハンセン病問題に真剣に向き合っていれば、こんなことは起きないと思う」と指摘する。 (2011年5月23日 読売新聞)
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