価格:2,940円(税込)
いま、渇望の底から手をのばし、
かすかな愛にふれる。
幼い弟の死。
憔悴感にとらわれ、もがきながら生きている兄弟。
絶望の数だけ、光を求めて。心に突き刺さる希望の物語。
デンマークの若き騎手
ベングトソンが描く、
北欧のコペンハーゲンを
舞台に、二人の兄弟が、
少年時代の体験から離れ、
そして母の死をきっかけに
再び絆をつむいでゆく。
その先に見えたものは……。
2011年6月4日よりシネスイッチほか全国順次ロードショー
映画「光のほうへ」原作
1976年生まれ、コペンハーゲン在住。2005年『アミナの手紙』でデンマーク新人賞受賞。
『サブマリーノ』は二作目。トマス・ヴィンターベアによって映画化された。
上記内容は本書刊行時のものです。
1954年生まれ。静岡大学(ドイツ文学専攻)卒業後、『小学館独和大辞典』の校正業務に従事。
校正スタッフのチーフを務めた。現在は出版社校閲部勤務のかたわら、ドイツ語の翻訳を手がける。
訳書に、カーケリング『巡礼コメディ旅日記』(みすず書房、2010年)、
ハインゾーン『自爆する若者たち―人口学が警告する驚愕の未来』(新潮社、2008年)、
ブルーンス『父の国 ドイツ・プロイセン』(慧文社、2006年)、
共訳に『全貌ウィキリークス』(早川書房、2011年)がある。
上記内容は本書刊行時のものです。