国立がん研究センタートップ
交通事情等により当院に来ることができない場合には、最寄りのがん拠点病院を受診していただくこともありますので、主治医と連絡のうえ相談してくださるようお願いいたします。
被災地で必要ながん治療を受けることができない患者の方々のために、国立がん研究センターでは、「被災がん患者ホットライン」を開設いたしました。
自施設でがん治療を実施できなくなり患者の紹介を考えている医療従事者の方々、がん治療を受けている施設で医療を受けることができなくなり他院の受診を考えている患者の方々は、ぜひこちらのホットラインをご利用ください。
【被災がん患者ホットライン】
自施設でがん治療を実施できなくなり患者の紹介を考えている医療従事者の方々、がん治療を受けている施設で医療を受けることができなくなり他院の受診を考えている患者の方々は、ぜひこちらのホットラインをご利用ください。
【被災がん患者ホットライン】
今回の震災に関連する放射性物質について、発がんを含めた健康への影響を、多くの方々が心配しております。
国立がん研究センターは、世界でのこれまでの蓄積や国立がん研究センターでの取り組みなどのエビデンスに基づき、発がんについての正しい知識をお伝えし、今後、取り組むべきことについて提案いたします。
国立がん研究センターは、世界でのこれまでの蓄積や国立がん研究センターでの取り組みなどのエビデンスに基づき、発がんについての正しい知識をお伝えし、今後、取り組むべきことについて提案いたします。
国立がん研究センターの見解と提案
1. | 現時点の放射性物質による健康被害については、チェルノブイリ事故等のこれまでのエビデンスから、原子炉において作業を行っている方々を除けば、ほとんど問題がないといえる。 |
2. | 現在、暫定的に定められている飲食物の摂取制限の指標については、十分すぎるほど安全といえるレベルである。 |
3. | 放射性物質に汚染されたと考えられる飲食物については、放射性物質の半減期を考えれば、保存の方法を工夫すれば、十分に利用が可能である。 |
4. | 放射線量については、定点でかつ定期的に測定し、放射性物質の種類(ヨウ素-131、セシウム-134等)を、定期的に発表を行うことで、国民の方々が安全であることを理解し、安心が得られると考えられる。 |
5. | 今回の問題となっている原子炉について、当該原子炉から放射性物質が含まれるちり等が拡散しないよう、いち早くの対応をお願いしたい。 |
6. | 被ばく線量が250ミリシーベルト以下での職場環境が保たれない場合は、自己の末梢血幹細胞を保存しておくことを提案する。 |
7. | 今後、国立がん研究センターでは、長期にわたる放射線の発がんへの影響について、臨床面と研究面から注意深く追跡を行って参ります。 |
「国連科学委員会報告2008年チェルノブイリ事故の放射線の健康影響について」(PDF)
(参考資料)「放射線と放射能」(PDF)
「発がん物質と発がんリスク」(PDF)
「放射線の発がん影響について」(PDF)
「都内の食品・水の放射線量と安全性」(PDF)
(参考資料)「国立がん研究センター中央病院(東京都中央区築地)棟屋上における放射線量測定結果」(PDF)
「被ばく線量が250ミリシーベルト以下での職場環境が保たれない場合での、自己の末梢血幹細胞を用いた移植治療について」(PDF)
(2011年4月14日:補足説明資料)(PDF)
(参考資料)「放射線と放射能」(PDF)
「発がん物質と発がんリスク」(PDF)
「放射線の発がん影響について」(PDF)
「都内の食品・水の放射線量と安全性」(PDF)
(参考資料)「国立がん研究センター中央病院(東京都中央区築地)棟屋上における放射線量測定結果」(PDF)
「被ばく線量が250ミリシーベルト以下での職場環境が保たれない場合での、自己の末梢血幹細胞を用いた移植治療について」(PDF)
(2011年4月14日:補足説明資料)(PDF)
「わかりやすい放射線とがんのリスク」(PDF)
チェルノブイリ原発事故に対するドイツ連邦共和国放射線防護委員会(2006年3月)の見解のうち、今回の福島原発事故に関係すると思われる部分について、健康に対する影響を中心に抄訳しました。
1.がん患者の方々の診療体制の情報 | ||
1) がん診療連携拠点病院の状況と受け入れ体制(一覧表PDF、随時更新) | ||
被被災したがん患者の方々はこちらの情報を参考に受診してください。 なお、学会等が作成している被災した患者の受け入れ可能施設の状況等の情報は【こちら】です。 |
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2) 東北地方で抗がん剤治療を引き受けている病院一覧 | ||
東北がんネットワーク会員病院で、被災地のがん患者の抗がん剤やその支持療法を引き受けている病院の一覧です。 日本臨床腫瘍学会の支援に関する情報もご参照ください。 |
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3) 東北地方の放射線治療の施行状況 | ||
放射線治療については、石巻市立病院以外の病院では施行可能となりました。(5月17日 東北がんネットワーク調べ) | ||
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2.宮城県への医療支援団の派遣について(PDF) | ||
被災地の診療支援を行うことを目的として、3月17-20日にかけて医療支援団を派遣しました。 【活動報告】(PDF) |
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3.福島県へのスクリーニング支援団の派遣について(PDF) | ||
原発事故に係る放射性物質の汚染について、3月17-20日にかけてスクリーニング支援団を派遣しました。 【活動報告】(PDF) 【各地の放射線測定結果】 |
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4.被災地からのがん患者の受け入れについて | ||
必要な治療を受けられない被災地のがん患者の方々を積極的に受け入れてまいります。 | ||
・国立がん研究センター中央病院(PDF、随時更新) | ||
・国立がん研究センター東病院(PDF、随時更新) | ||
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5.放射線被ばく関係の情報 | ||
1) 国立がん研究センター中央病院(東京都中央区築地)における放射線量測定について(随時更新) | ||
原発事故に係る放射線量のモニタリングを行ってまいります。 ・棟屋上における放射線量測定結果 ・水道水、雨水についての放射線量測定結果 ・野菜の測定結果 |
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2) 国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)における放射線量測定について(随時更新) | ||
3) 放射能分野の基礎知識 | ||
・東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に関する放射能分野の基礎知識(放射線医学総合研究所) ・緊急被ばく医療Q&A(放射線医学総合研究所) |
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6.被災地の医療機関におけるがん治療薬の不足状況 | ||
被災地の医療機関において、がん治療薬の不足がある場合は、国立がん研究センターにご連絡ください。 その状況がいち早く改善できるよう、関係者に情報提供をしてまいります。 |
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東北地方太平洋沖地震により、多くの方の尊い命が失われたことに深い哀悼の意を捧げます。 国立がん研究センターにおいては、甚大な被害と困難に直面する被災地の方々のために、全力を挙げて支援してまいります。 |
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<東北地方太平洋沖地震の関連情報> | ||
1) 厚生労働省からの関連情報 | ||
2) 災害時における心のケアについての関連情報 | ||
「サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引き」 兵庫県こころのケアセンターによるもの。災害救援者が被災者に心のケアを実施するためのものです。 |
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3) 学会が作成している被災した患者の受け入れ可能施設の一覧表等について | ||
・日本放射線腫瘍学会 放射線治療に関する支援が可能な施設の一覧表です。 |
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・日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法に関する支援が可能な施設の一覧表です。 |
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・日本緩和医療学会 緩和ケアに関する支援が可能な施設の一覧表です。 |
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・日本脳神経外科学会 東北・関東地区の主たる脳神経外科施設の診療状況の一覧表です。 |
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・日本呼吸器学会 肺がんや中皮腫を診療する肺がん・呼吸器腫瘍の専門家の一覧表です。 |
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・日本血液学会 血液疾患やがん化学療法の受け入れが可能な施設の一覧表です。 |
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・日本糖尿病協会 インスリン入手可能な医療機関の一覧表です。 |
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・日本造血細胞移植学会 造血細胞移植患者さんの受け入れが可能な施設の一覧表です。 |
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・日本肝胆膵外科学会 肝胆膵高難度外科手術の受け入れが可能な施設の一覧表です。 |
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・日本頭頚部癌学会/日本頭頚部外科学会 頭頚部がん患者さんの治療支援が可能な施設の一覧表(PDF)です。 |