日本でいちばんコッテリ! 日本でいちばん大盛り! 日本でいちばんニンニク臭い! そして、日本でいちばんマニアックな客が多いラーメン屋といえば『ラーメン二郎』だ。東京都内を中心に支店展開をしている『ラーメン二郎』は、コッテリ&大ボリュームで人気の店だ。

「大味すぎる」という人や「食べると苦しくなる」という人もいるのは確かだが、『ラーメン二郎』には連日大行列ができており、固定ファンが多くいることがわかる。支店によって味、量、具、麺、スープ、すべてが微妙に違うらしく、『ラーメン二郎』はけっこう奥が深いラーメン屋としても有名である。

そんな『ラーメン二郎』ファンが集う掲示板が、あまりにもマニアックすぎて非常に興味深い内容となっている。何を話しているのか、理解できないのだ! いったい何を話してるんだ……。今回は、そんな『ラーメン二郎』の掲示板から書き込みをいくつか抜粋し、ここに紹介したいと思う。

・『ラーメン二郎』掲示板の書き込み
「直系は週~0.5 インスパイア系は週2くらい」
「マントラは毎度の「ヤサイ・ニンニク・アブラ」も、もう少しヤサイが欲しかった位」
「店舗にもよるんだろうけど、小豚増しと大ってどっちがキツイ?」
「スープは飲むものじゃなくて麺に絡めて吸い込むもの」
「俺は少なめ、コールはヤサイマシマシのニンニク少なめ」
「一般に、細麺は150g、中太麺および太麺は300g、そして極太麺は350-380gが標準ですな」
「ロット乱す奴なんて三田は大杉で関係ないだろ。普通にジジババ混じってたり、勘違い学生がカップル参戦してたり」
「ロット云々なんて目黒くらいだろ。あそこは飲食店じゃなくて早食い競技場」
「ギルティ!ギルティ!ギルティ!ギィィィィ!」
「三田に行った。常連がこれ見よがしに優待されてムカついたわ、他の二郎でもあそこまであからさまな優待は見たことない」
「目黒は苦しくないよ。普通に食ってれば女の子でも10分で食い終わる。真の早食いを要求されるのは平日正午の高田馬場 」
「少なめの方が食いきれない心配も無いしロットも乱さず味わい深く頂けるよ♪」
「ブレがひどいっつってもある程度ベースみたいなものはあるだろう」
「二郎は健康に悪いという迷信がはびこっているけれど、小ブタ全マシニンチョモを一日一回でそれだけが食事だったらどう」
「それはオレも考えた事ある。小麦、豚肉、野菜だし、そこそこバランスいいんじゃね?」
「そもそも馬鹿の大食い(ロットだとか言う早食い馬鹿)は諸悪の根源 」
「野猿と町田家と小林屋をローテーション」
「ニンニク、メンマスィ、ヤサイマスィマスィーッ!」
「オヤジに愛想笑いしてる常連。てんでつまんねぇオヤジ話にこれでもかってくらいの媚び笑い。恥ずかしくねぇのか?」
「行きつけの二郎が休みだったから池袋東口店で食ったけどまったく違うラーメンがでてきて驚いた」
「馬場なんか一番量少ねえんじゃねえの。ものたりないから光麺でもう1杯食ったわ。二郎でそんなことするの初めて」
「小豚麺少な目でスープ飲まないで数週間に一度でもやばいですか? 」
「二郎は修業の場だもん 滝に打たれる滝行とか断食とかと全く同じ」
「小滝は言われてるほど悪くない。二郎としてはあっさりしすぎてて良くないけど、ラーメンとしては美味い」
「小滝はアブラカタマリおすすめ。行列もないし接客もやわらかい」

『ラーメン二郎』を食べた人は、「もう二度とくるか!」と思う人が多いという。あまりにコッテリで、あまりに大盛りだからである。しかし、そう思った人ほど、また『ラーメン二郎』に行ってしまうのだという。食べる者をトリコにしてしまう、禁断のラーメン、それが『ラーメン二郎』なのだろう。

写真: ロケットニュース24.