『名前をなくした女神』の主題歌『始まりのバラード』を歌うアンジェラ・アキさんが撮影スタジオを表敬訪問。秋山一家…侑子役の杏さん、拓水役のつるの剛士さん、健太役の藤本哉汰くんの目の前で、『始まりのバラード』を生披露してくれました!アンジェラさんの弾くピアノだけをバックに披露された『始まりのバラード』は、その美しくもドラマチックなメロディーと歌詞の持つメッセージがさらに際立ち、秋山家のみなさんは大感激!涙ぐんでいるスタッフの姿もありました。ミニ・ライブ?を終えたばかりのアンジェラさんにお話をうかがいました。
- 素敵でした。
- ありがとうございます!
- ドラマのセットの中で歌う、という機会もあまりないかと思いますが…。
- 緊張しました。武道館で弾き語りで歌う方が緊張しないです(笑)。歌いだして、その空間に浸りだせば大丈夫なんですけど、こういう環境で歌わせていただくのは初めてだったので。でも、とても楽しかったです。たまには、こういうライブもいいかもしれないですね(笑)。
- ドラマの方はもちろんご覧になっていただいているんですよね。
- もうハマりまくっています。私、あまりドラマを見ない方なんです。というのも、スケジュール的に家にいない時間帯だったりするので。「どれを見ようかな?」と思うんですけど、そのうちに放送が始まってしまっていたりしますし。ただ、私はトレンディ―ドラマ世代でもあるんです。『101回目のプロポーズ』とかを見ていたおませな中学生だったので(笑)。だから、そのころ以来ですね、これだけハマったのは。その証拠に、普段からふとしたときにドラマのことを考えてしまうんです。テレビを見ているとき以外でも、「私だったらこうするのに…」って考えてしまったりして(笑)。
- では、キャラクター的に好きなのは?
- 一番怖い羅羅ちゃんママ(笑)。ただ、どのママにも何かしら共感できるところはあるんです。キャラクターの設定が全然違っていて、かぶっているところがないですよね。だから、それぞれに感情移入できるのかもしれないですね。
- 今日は、健太役を演じている藤本哉汰くんしかいませんでしたが…。
- 子どもたちは本当に可愛いし、しっかりしてますよねぇ。健太くん、テレビで見るよりさらに可愛かった!今日は得した気分です(笑)。
- ドラマがかなりスリリングな内容ですので、最後に主題歌の『始まりのバラード』が流れると、そこにひと筋の希望が見えるようです。
- きっとこのドラマは、みんな最終的には光が見えるところまで辿りつくんじゃないかな、と私も思っているんですけど、それまでの過程にちゃんと寄り添っていける曲にしたいな、と思ったんです。恋のドラマとか、明るくてポップな内容のドラマだと、ちょっと私じゃないような気がするというか…結構ドロドロ系なので(笑)。そういう意味では、葛藤とか裏切りとか嘘がある中で愛を見つけたり、それを乗り越えてつかむものが本当の絆であったり…というリアルなところが、私の好みとか曲にも通じるというか。「大丈夫!」「頑張ろう!」っていうんじゃなくて、「大丈夫じゃないから、頑張れないからどうする?」みたいな(笑)、そういう内容の曲にしたいな、といつも思っているんです。ドラマが結構リアルだからこそ、そういうリアリティーがある曲にしたいな、と。
- 「頑張れ!」というのは簡単ですけど、そう言えない場合だってありますよね。
- 「頑張れ」っていう言葉を受け入れられないときだってありますよね。結局、周りがどう言っても、自分自身が「頑張る!」って決めたときじゃないと始まらないものだから。だからこそ、そういう気持ちを焦らせるような歌は嫌だな、と思ったんです。自分から動き出そうと決断するまでは、ゆっくり、自分のタイミングで…という歌を作りたいな、と思って。
- 最後に、視聴者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。
- 私はまだママではないですけど、個人の葛藤、という部分では共感できることがたくさんあったし、子どもを思う親の気持ちとか、夫婦の思いとか、いろんな愛の形がこのドラマには存在していると思うんです。そういうさまざまな愛の形を感じることができる機会でもあったので、私もこれを励みにして、ちょっとしたことにも愛の形を見出せるようになりたいなと思いました。きっと、私と同じように感じている方も多いと思うんです。だから、ドラマからもらった力を、ビジョンを、いろんな愛の形を見つけるパワーにしていってほしいな、と思います。「世界一長い夜にも必ず朝はくるから」という気持ちで…。
アンジェラ・アキさんの歌う主題歌『始まりのバラード』は6月8日(水)リリースです! みなさんも是非、チェックしてください!!