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6億円強奪:渡辺、植木両容疑者は数年前から面識

 東京都立川市の警備会社「日月警備保障」立川営業所から約6億円が奪われた事件で、実行役とされる植木秀明容疑者(31)=強盗傷害容疑などで逮捕=と渡辺豊容疑者(41)=同=が数年前から面識があったことが警視庁立川署捜査本部への取材で分かった。捜査本部は暴力団関係者らと接点があった渡辺容疑者が、植木容疑者に事件を持ちかけたとみて調べている。

 渡辺容疑者は逮捕時、「30歳前後の男と2人で強盗に入ったのは間違いない」と供述し、植木容疑者の名前を出していなかった。捜査本部は2人は事件直前まで面識がなく、暴力団関係者らが引き合わせた可能性もあるとみていた。だが、その後の捜査で、2人が数年前、互いの実家が近い東京・多摩地区のパチンコ店で知り合っていたことが判明したという。

 植木容疑者はパチンコ好きで、実家近くの別のパチンコ店関係者は毎日新聞の取材に、「(植木容疑者は)仕事をしていないようで、毎日のように来ていた」と話していた。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

毎日新聞 2011年6月7日 11時01分

 

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