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鹿児島知事、メガソーラー計画に「参加する動機がない」

2011年6月4日

 通信大手のソフトバンクが各県と共同で進める原子力発電所に代わる大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画について、伊藤祐一郎・鹿児島県知事は「参加する動機がない」と計画には加わらず、県独自で進めていく考えを示した。理由として「鹿児島には太陽光パネルのオリジン(本家)の京セラがある」と述べた。

 3日の定例記者会見で明らかにした。伊藤知事は「何もよその方々と相談しなくても、京セラと話をした方が早い」とした上で、「従来から新しく作る県の施設の屋上に太陽光パネルを張り、太陽光発電に取り組んでいる」と現状を説明した。

 さらに今後について「自然エネルギーが電力需給量の全体の8〜9%を占めており、次のエネルギー需給計画の中で政府はぐんと数字を上げるだろう。それに向けた税制や社会システムは当然できると思う」と解説した。

 ソフトバンクが提唱するメガソーラー計画には九州では佐賀、宮崎、長崎、熊本、大分の各県が参加を表明。山口も参加の方向で検討しているという。

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