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放射能汚染水、あふれ回避急ぐ 浄化装置近く完成

2011年6月7日15時0分

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写真:油分離装置=5月11日撮影、東京電力提供拡大油分離装置=5月11日撮影、東京電力提供

写真:高濃度汚染水から放射性セシウムを取り除く装置=1日撮影、東京電力提供拡大高濃度汚染水から放射性セシウムを取り除く装置=1日撮影、東京電力提供

写真:高濃度汚染水から放射性物質を除染する装置。15日の完成を目指し作業が進む=5月31日撮影、東京電力提供拡大高濃度汚染水から放射性物質を除染する装置。15日の完成を目指し作業が進む=5月31日撮影、東京電力提供

写真:淡水化装置=5月31日撮影、東京電力提供拡大淡水化装置=5月31日撮影、東京電力提供

写真:汚染水浄化の仕組み拡大汚染水浄化の仕組み

 東京電力福島第一原子力発電所でたまり続けている放射能汚染水の浄化装置の設置作業が急ピッチで進んでいる。15日ごろの完成を目指す。浄化した水をタンクに保存し、炉の冷却に再利用することで、原発施設の地下などで、汚染水があふれ出すのを回避できる見通しだ。

 第一原発にある高濃度の放射能汚染水は、5月末の時点で10万5100トン。このままでは、汚染水があふれるのは時間の問題だ。

 このため、タービン建屋などからポンプで汚染水を吸い出し、浄化装置で汚染濃度を下げて、炉の冷却に再利用する計画だ。浄化装置はいずれ、工程表で示された「循環注水冷却」の中心的な役割も担う。

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