ライフ【東日本大震災 今何ができる】放射性セシウム減らす調理法は?+(3/3ページ)(2011.6.7 14:36

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【東日本大震災 今何ができる】
放射性セシウム減らす調理法は?

2011.6.7 14:36 (3/3ページ)
調理・加工法によるセシウム137の除去率

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調理・加工法によるセシウム137の除去率

 同冊子を翻訳した独立行政法人「放射線医学総合研究所」(千葉市稲毛区)の白石久二雄・元内部被ばく評価室長(61)=農学博士=は「食物繊維にはがん化を防ぐ作用もあり、バランスの良い食事で放射能の影響を少なくできる。必要な栄養素がなければ放射線で傷付いたDNAをうまく修復できない」と話す。しかし、原発事故や震災による被災者は、避難所で配られる食事がおにぎりやパンしかないなど十分な栄養を得られていない。福島第1原発に近い福島県南相馬市の学校などでは現在でもパンと牛乳といった給食提供が続いている。

 白石元室長は「“生きる”ための食事はもちろん、放射性物質の影響を減らす食事の提供も国の責任で考えるべきではないか」と指摘している。

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調理・加工法によるセシウム137の除去率
ハンバーガーを食べる児童たち。原発に近い小学校では不完全な給食が続き、震災直後はおにぎりとヨーグルトだけだった=5月24日、福島県南相馬市(小野田雄一撮影)
セシウム137の体内での半減期

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