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'11/6/7

マツダ、米国生産中止を発表


 マツダは7日、米国にある米フォード・モーターとの合弁会社での乗用車生産を中止し、防府工場(防府市)へ生産を移すと発表した。稼働率の低迷で赤字が続いており、輸出に切り替える。米国での本格生産から事実上撤退し、海外生産を再編する。防府工場へ生産を移すのは、2013年とみられる。

 マツダによると、米ミシガン州にあるフォードとの合弁会社オートアライアンス・インターナショナル(AAI)で、マツダが生産する北米専用アテンザについて、次期モデルから防府工場で生産することでフォードと合意した。北米での需要、為替の変動などを検討し、「生産および投資効率を改善する」と説明している。

 AAIでのアテンザの10年の生産台数は4万5138台で、マツダ分の年産能力約12万台の4割以下。現行型は08年に現地生産を始めたが、リーマン・ショック以降、米国での販売が低迷していた。




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