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　「巨人０‐２日本ハム」（６日、東京ド）

　連続イニング無失点の記録は止まっても、鉄壁の日本ハム投手陣は再びスコアボードに「０」を並べた。ここ１０試合で８度の完封勝利。九回２死一、二塁。１発が出れば逆転の場面。坂本を中飛に打ち取った守護神・武田久は珍しく派手なガッツポーズをつくって見せた。

　先発のウルフは不安定な立ち上がりだった。四回まで毎回得点圏に走者を置きながらも、要所を締め６回無失点。七回には宮西が先頭の代打・谷に安打を許したが、指揮官は迷わず３番手・榊原にスイッチ。その昨季新人王が後続を断った。

　八回は増井、九回は武田久と黄金の勝ちパターン。完封劇の多さに梨田監督は「信じられない。しかも東京ドーム２試合連続なんてね。近鉄（監督）の時なんかいつも５、６点は取られていた」と驚いた。ただ、確かな根拠もある。ここ８試合連続でチームは無失策。「目に見えないプレーがね」と指揮官。この日も六回に阿部の右翼線への当たり、そして七回の谷の左中間への二塁打性の当たりを外野陣が好守備で単打にとどめた。

　梨田監督は監督通算６００勝。貯金は今季最多の１３。快進撃ソフトバンクの後をしっかり追走する。