NHK香川県のニュース　高松放送局

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残業代不払いで香大に是正勧告

香川大学が、事務職員の残業代についておよそ２００万円の不払いがあったとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。
香川大学によりますと、ことし２月、高松労働基準監督署の立ち入り調査を受けて、大学が工学部の事務職員２４人の過去２年間の労働時間を調査したところ、このうち８人から「いわゆるサービス残業を行い、残業代が払われていない」という申告があったということです。
大学で調べた結果、この８人の不払いとなっていた残業代は、おととしの２月からことし３月までの２年１か月間であわせて１９８万円にのぼりました。
不払いの額が最も多かった人は、およそ２８８時間分で８５万円でした。
不払いを申し出た８人のうち６人が、ことし１月に完成した工学部の総合研究棟の工事に伴う会計処理の業務にあたっていたということです。
大学ではことし４月に高松労働基準監督署から残業代を支払うよう是正勧告を受け、不払い分の全額を支払ったということです。
今回の是正勧告を受けて香川大学の工学部では勤務の実態にあわせるため労使協定で、残業時間の上限を月４５時間以内としていたのを月８０時間以内に引きあげたということです。
香川大学では、６年前にも残業代の不払いを指摘されて労働基準監督署から是正勧告を受けています。香川大学の労務担当の高木健一郎理事は、「是正勧告を真摯に受けとめ今まで以上に時間外勤務の管理に適正を期したい」とコメントしています。

06月07日　12時25分

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