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【サッカー】

ザック監督 「チェコ戦は3−4−3」 W杯予選は4−2−3−1と明言

2011年6月7日 紙面から

 チェコ戦を翌日に控えザッケローニ監督は「ワールドカップ(W杯)予選は4−2−3−1でいく」と明言した。今回の合宿期間で、練習を繰り返してきた攻撃的な3−4−3は、あくまで「プランB」。だが、そのオプションで、あえて今回チェコ戦を戦うというのだ。

 「これからは複数のシステムに対応しなければならない。ただW杯予選に入ったら、途中で変えられない。親善試合ではトライしなければならない」

 つまり絶対に負けられない「アジア」での戦いは、基本の4−2−3−1。2013年のコンフェデレーションズカップや、W杯本番での「世界」の強豪国との対戦に向け、オプションを模索中というわけだ。

 岡田監督時代の日本代表は予選突破後、W杯本大会まで10カ月に迫った時点から、本番に向けたバージョンアップに着手したが問題が噴出。結局、大会直前に守備的なフォーメーションを導入し、結果的に何とか16強入りを成し遂げた。

 こうした前任者のドタバタとは対照的に、ザッケローニ監督は早々にオプション探しに着手した。だが苦戦しているのは確かだ。「ACミラン時代の3−4−3とは似ているが選手が違う。あのときはクラブだったので、毎日練習ができた。優秀な選手たちが深く理解していた。いま日本にもいい選手はいるが、まだ理解していない」と言い切った。

 この方針を伝え聞いたFW岡崎は「攻撃的な3−4−3ができるようになったら、たとえ4−2−3−1で戦っていて攻撃的に行くぞとなったとき、必ずしもシステムを変えなくても、攻撃的に出られる」と、相乗効果があると指摘した。果たして難解な3−4−3をマスターできるのか。チェコ戦はその試金石になる。 (原田公樹)

 

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