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【プロ野球】

巨人、2試合連続完封負け 東京Dでは14年ぶりの屈辱

2011年6月7日 紙面から

◆日本ハム2−0巨人

 ベンチもスタンドも、フラストレーションいっぱいの敗戦だった。相変わらず貧打の巨人が、日本ハムに2試合連続零封負け。2試合連続での無得点敗戦は、2009年4月26日の中日戦(東京ドーム)と28、29日の広島戦(マツダ)で3試合連続を食らって以来。東京ドームでの2試合連続となると1997年9月13、14日のヤクルト戦以来14年ぶりの屈辱だった。

 「なかなかかみ合わない」。原監督は悔しそうに切り出した。5回以外は毎回走者を出したが、あと1本が出ない。2回2死満塁で坂本が中飛。9回2死一、二塁でも坂本が中飛。10残塁の拙攻だった。

 4回には“異例のシーン”があった。1死二塁、打者・沢村の初球に鈴木尚が三盗を試みたが、微妙なタイミングでアウト。すると原監督はベンチを飛び出し、猛然と抗議をした。「(判定が)変わらないというのはどっかで分かっていながら、あそこの場面は黙っていられなかった。セーフじゃないかということですね」。指揮官は時に目をむき、声を荒らげながら2分近く抗議した。確認の意味を込めて短い抗議をすることはあっても、長い時間、執拗(しつよう)に抗議することはまずなかった原監督。極めて珍しい行動だったが、判定は覆らなかった。

 指揮官の異例の姿を見ても打線に伝わらない。この日も9安打で、2006年に15試合連続を喫して以来となる14試合連続1桁安打。8回2死二塁では阿部が遊飛に倒れ、悔し紛れにバットをたたきつけた。イライラを象徴しているようだった。

 「チームを救う男が早く出てきてほしい。まああさってから出てくるでしょう」。原監督はこう締めくくったが、8日からは好調ソフトバンク。厳しい戦いは続く。 (井上洋一)

 

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