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興毅が大毅を査定…年末3兄弟世界戦や

 7月8日の試合に気合十分の大毅(右)と興毅=東京・葛飾区の亀田ジム
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 7月8日の試合に気合十分の大毅(右)と興毅=東京・葛飾区の亀田ジム

 「デイリー後援・ボクシング10回戦」(7月8日、九電記念体育館)

 ボクシングの亀田ジムは6日、7月8日に福岡市九電記念体育館で試合を行う元WBA世界フライ級王者・亀田大毅(24)と、和毅(19)の対戦相手を発表した。大毅はノンタイトル10回戦で、和毅は保持するWBCユースバンタム級王座の初防衛戦となる。昨年に続き年末に「亀田祭り」を計画しており、亀田プロモーション社長でもあるWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)は今試合を年末に向けての「査定マッチ」と認定。大毅、和毅ともに興毅が納得する試合をすれば、年末に3兄弟による3大世界戦が実現する。

  ◇  ◇

 会見に同席した長男・興毅は、次男・大毅に厳しい視線を投げかけながら言った。「今回はただ勝つだけやったらアカン。苦戦するようやと話にならん。年末に世界戦ができるかどうか、俺がしっかり見る。世界戦ができるような試合をしてほしい」と亀田家の“プロモーター”として注文をつけた。

 大毅はスーパーフライ級転向後、これが2試合目となる。当初から年末にも世界2階級制覇の舞台に上がる計画だった。ただ興毅は慎重な構えでゴーサインは出していない。自身が世界3階級制覇を達成し、階級の壁を経験しているだけに、大毅に関しては万全を期してリングに上げる。

 大毅が迎え撃つのは、チャッチャイ・モンソンジム(24)=タイ=で、12勝(5KO)7敗1分けの右ボクサーファイター。今回はスーパーフライ級リミット52・1キロより1・4キロ重い53・5キロの契約体重で行う。メーンは和毅に譲りセミファイナルのリングで世界前哨戦に臨む。

 興毅は三男・和毅の試合も査定する。現在、和毅はユース王座を保持しているが、近い将来に世界挑戦を計画している。まだ19歳と若く、自身も焦りがないため、具体的なことは決まっていない。ただ和毅は常時、世界戦スタンバイ状態にあり、興毅のゴーサインが出ればすぐにでも挑戦する用意はある。

 兄弟をプロデュースする立場にある興毅のV2戦は今夏にも予定しており、年末はV3戦となる。3兄弟による同時世界戦が実現すれば、世界初のビッグイベントとなる。興毅は「兄弟3人で世界戦やるのがボクシングを始めた時からの夢やったからなんとしても実現させたい」と意気込みを見せた。

(2011年6月7日)

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