10日の「路面電車の日」を前に、中区東千田町の広島電鉄千田車庫で5日、第16回路面電車まつりが開かれた。広電と路面電車愛好団体などでつくる実行委員会の主催。親子連れら約1万9000人が参加し、電車の前で記念撮影するなどして楽しんでいた。
1914年開業当時の「100形」、プロ野球・広島東洋カープや、サッカーJ1・サンフレッチェ広島のロゴを配した最新の「5100形」など4車両を展示。子どもたちは客席や運転席を自由に動き回ったり、絵を描いたりしていた。ドアの開閉体験や、各電停を電車が回る電動模型のコーナーなども人気を集めていた。
5100形の車内を見て回った東区の幼稚園児、鵜川瑛楽君(5)は「楽しかった。将来は電車の運転手になりたい」と話した。【星大樹】
毎日新聞 2011年6月6日 地方版