HOME / 愛媛のニュース / 2011.06.07
アクリートくらぶガイドアクリートくらぶログイン
愛媛の逸品ショッピング子規の一日一句愛媛の天気Yahoo!

愛媛のニュース2011年06月07日(火)

松山市発注工事「裏金疑惑」で孫請け会社社長が会見

 松山市発注工事で市の元職員が「裏金づくり」に関与したとされる疑惑で、裏金捻出に加担したと報道機関に証言していた孫請け会社の社長(56)が6日、県庁で会見し、現役市幹部と元職員の実名を挙げ「工事代金から裏金をつくって(元職員に)手渡した。政治資金として(市幹部に)渡すと聞いた」と話した。市幹部は報道陣に対し「根も葉もないこと」と金銭の授受を全面否定した。
 社長によると、2001年ごろ、同市溝辺町の市之井手浄水場で元職員や公営企業局の課長=当時=から持ち掛けられ機械器具設置工事会社を設立。少額の市発注工事の下請けをしていたが、元職員から「課長が(02年に)死去し、政治資金集めの役目が回ってきた」と言われ、大可賀雨水排水ポンプ場機械設備工事など01~03年発注の高額工事を孫請けとして受注し、裏金を捻出してきたという。
 大可賀の工事では下請けから支払われた2000万円の手形を現金化し、うち1600万円を元職員に現金で手渡したと説明した。
 市幹部は、この元職員と知り合いであることは認めたが、金銭授受や工事情報の提供について「全然知らない」と強く否定。元職員はこれまでの愛媛新聞社の取材に応じていない。

◇松山市発注工事「裏金疑惑」で孫請け会社社長が会見◇
■資格
■趣味
■旬なワード
 
Copyright(c) The Ehime Shimbun Co.,Ltd. All rights reserved.
掲載している記事、写真などを許可なく転載、複製などに利用することはできません。
プライバシーポリシー著作権・リンク
愛媛新聞社のウェブサイトについてのご意見は、氏名・連絡先を明記のうえ、愛媛新聞社へ。