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イシダ、放射性物質も除去の純水自販機

2011/06/02 09:25更新

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 計量器メーカーのイシダ(京都市左京区)は、スーパーマーケットなどに設置する純水自動販売機を発売する。高度な水処理に用いる逆浸透膜を搭載し、水道水を濾過(ろか)して不純物の極めて少ない純水を生成するのが特徴だ。東京電力福島第1原子力発電所の事故による放射性物質の飛散などから水への関心は高まっており、飲用水や料理、赤ちゃんのミルクなどに純水を使いたいというニーズを見据えて発売に乗り出した。

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記事本文の続き 同社の純水自動販売機「Roasis」は自販機内部に4種類のフィルター(膜)を搭載。中でも直径約2ナノメートル(ナノ=10億分の1)以下の超微細な穴が無数に開いている逆浸透膜のフィルターは、水の分子だけを通過させ、それより大きい超微細物質や病原菌、ウイルスを除去できる。

 逆浸透膜は高度浄水処理などの用途で幅広く使われているが、同社が製品に採用するのは初めて。定価180万円で、今年度に300台の販売を見込む。

 イシダはこれまでミネラルウオーターの自販機を手がけてきた。その中で、主婦層などから「目に見えない不純物も取り除いた安全な水がほしい」との声に着目。逆浸透膜の技術を持ち、浄水器などの製造を手がける産電子工業(群馬県大泉町)と共同で製品の開発を進め、今年2月に東京で開かれた展示会「スーパーマーケット・トレードショー2011」に参考出品した。だが「注目されなかった」(イシダ広報)という。

 ところが、3月11日の東日本大震災と福島原発の事故を受け、スーパーマーケットなどから「純水自販機で放射性物質が除去できるのなら、早く商品化を」との問い合わせが殺到。急遽(きゅうきょ)、検査機関で実証試験を行ったところ、水道水に混入した放射性物質のヨウ素を約88%、セシウムを約94%除去できた。イシダでは「一定の効果が確認できた」と量産に乗り出した。

 同社の製品は逆浸透膜とともに、高度な浄水処理に使われる特殊な繊維でできた「ウルトラフィルター」も使用しており、逆浸透膜が万一破れても細菌などを除去できる。同社は今後、全国のスーパーマーケットを中心に販売する計画だ。

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