バズビーなどの主張はどうも「水素爆発ではあんなに激しくならないから核爆発」と言うことのようです。ほかにガンダーセンという人がやはり「水素爆発ではあんなに激しくならないから核反応が起きた(爆発と言っているかどうかよくわからない)」と主張しているようです。しかし、ビデオで見ただけで「あんなに激しい爆発はおかしい」と言っていいのかどうか、なんとなく911陰謀論と同じ構造のようにも見えますが。
まあしかし、あれが核爆発やら核反応なら、どれだけ中性子が出たんでしょう。そもそも水素爆発よりも核反応のほうが激しいはずって、本当ですかね。水素爆発ではあのような爆発になりえないという根拠をまず知りたいところですが、水素爆発でどれくらいの破壊力が出るのか、なかなか資料が見当たりません。
そういう「ビデオで見ただけ」という話は置いといて、核反応じゃないかと思わせる証拠はいくつか指摘されています。アメリカでプルトニウムが検出されたという指摘もそうかもしれませんし(これは単にデータの読みかたを知らない人が勘違いしただけで、検出されていない)、高崎のCTBTでI135が検出されたという報告もあります。特に、後者が本当なら、何らかの核反応の証拠だというわけで(ただし、これは本来、水素爆発より激しいという話とは別問題。激しくない核反応でもよい)、一部の人は色めきたったようです。
しかし、これも例によって誤検出だったことが正式に発表されました
http://www.cpdnp.jp/pdf/110509Takasaki_report_Info.pdf
野尻美保子さんは、KEKのデータと比較して、おかしいと言っておられたのですが、まさにそのとおりだったわけです。
なんというかな、前回のCl38もそうなんだけど、Fancyな核種が1回検出されただけで、核爆発だの再臨界だのというFancyな結論に飛びつくと火傷すると思うんですよ。特に3号機の爆発が核によるものなら、中性子だって盛大に測定されるでしょうし、I135が1ヶ所で測定されるだけでは済まないでしょう。さまざまなデータの整合性が重要なはずです(僕には原子核のデータなんか、全然わかりませんが)
そういう意味で、飛びついちゃった人たちは迂闊にすぎると思います。水素爆発だけではないという可能性はあるかもしれませんが。その場合、まずは水素爆発ではああならないという根拠をきちんと示すべきでしょうね
ちなみにCl38の誤検出については、スペクトルを見ると、素人ながら「ピークないじゃん」と思うわけで、どうやら自動分析ソフトに丸投げしただけでスペクトルそのものを見ていなかったようです。自動分析ソフトは危険ですよ。生データ見なきゃ。
もっとも、僕は「核種のデータ見ておかしいと言えるのはすごいなあと」いつも感心するだけなんですけど
[追記]
「水素爆発にしては激しすぎる」というのが本当なら、次は「別の可燃物」の可能性を考えるのが筋で、一足飛びに核爆発に行くのは理解を超えています。
可燃物はいろいろあったらしいのですが(黒煙だけなら、ケーブルの被覆とか)、4号炉爆発については「プロパンガス爆発」の可能性も指摘されているようです
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110509-OYT1T01116.htm
また、失敗学会の吉岡メモでは同じ4号炉について、以前から、Motor-Generator setの油が燃えたと解釈しています(以下のURLの32報)
http://www.shippai.org/shippai/html/index.php?name=news559
3号炉じゃないです
[追記]
ちなみに、起きてしまった爆発が何爆発だったかなんて、福島第一の収束に向けた対策にはほとんど関係ないと思いますけどね。中性子がばりばり出ていたら作業できないでしょうけど、それは何爆発だったかを推測することとは関係なくて、測定すればいいことだし、実際、測定はしているわけです。参考にするのは、あくまでも現場での実測定値でしょう。
意味がないわけではありませんが、大騒ぎするものかどうか
この記事に対するコメント[90件]
1. 落花生 — May 9, 2011 @19:53:57
Busbyという人はもしかしてそんなことも知らなかったりするのでしょうか。
それにしても、いいかげんに「メルトダウン」並みに定義の曖昧な「核爆発」っていう用語を使うのはやめたらいいと思うんですが。この言葉使ってるだけで、もうその人物は疑ってかかった方がいいという目印になってきてしまった感が私にはあります。
2. 落花生 — May 9, 2011 @20:18:00
> 「核爆発」っていう用語を使うのはやめたらいい
の部分は、このエントリのタイトルや本文中でのような使われ方を非難したものではありません。
3. takaborn — May 10, 2011 @01:20:30
■Chain Reactions Reignited At Fukushima After Tsunami, Says New Study
05/09/2011
現在までの限られたデータから、2号機の炉と4号機のプールで再臨界が12日間以上も起こっていたといえる。そうです。
MITは再臨界はほとんど起こらないよといってたはずですが、興味深いんでしょうね。
4. いりたまご — May 10, 2011 @07:54:10
6. Toshi — May 10, 2011 @11:23:41
だからどうしたってレベルの話ですが、常温常圧400ml程度であそこまでのエネルギーがあるんですから、条件さえ合えば建家吹っ飛ばすぐらいは不思議でもなんでもないだろうと思ってました。
すいませんあくまで「そう思った」程度の話です。
7. sksk — May 10, 2011 @18:17:14
>そもそも「核爆発」なら、あの程度の破壊に留まる事はないと思うんですがね・・・。
ウランでの核爆発(原子爆弾、核分裂爆弾)を作る、核分裂爆発を起こすって結構条件がきついような。
1)高純度のU235が必要(純度80%程度以上)発電用では5%程度
2)臨界量の上記U235が必要(25kg程度以上)
3)集める、押し固める(圧縮)ことが必要
最低でもこの全てを満足させる必要があると思います。
爆発(爆轟)させるのはそれなりの条件が必要で、
黒色火薬だって、皿の上で火をつけたって激しく燃えるだけ、それなりに、容器に入れて押し固めてちゃんと火をつけないと爆発しないですよ。
よく爆発しているプロパンだって(2.2-9.5容量%)の範囲でないと爆発しないわけで。
(水素は(4-75容量%)ですごく広いけど)
話しでは核爆発がどこで起こったか(原子炉格納容器内?、原子炉格納建屋上部?)不明ですが、どちらでも上記三条件すべてに適合しないと思うのですが。
チョット臨界の話ならまだしも、なんか「私たちは疑問を提示しているだけで、云々」みたいな?
この話ではないですけど
出てきたデータはすべて公開しろ。公開されたデータはすべて正しい。すべてのデータをつじつまが合うように説明できなければ、すべての説明が間違い。何かデータを隠している。信用できない。
完全に「1,0」判定ですよね、陰謀論?
こういう方は日常生活でどうやって生活しているんだか、他人事ながら・・・。
8. YMN — May 10, 2011 @19:53:54
----引用
2H2 + O2 → 2H2O
ですから3分子が2分子に減るので最初と最後だけ比較したら確かに減少します。
----引用終了
分子の数が減るだけ、同じ温度と圧力ならば体積は減るのでした。
9. トンデモブラウ — May 10, 2011 @20:15:12
まさしく911のデジャブ・・・。
あっちは「純粋水爆」か・・・・・。
11. bokuden — May 11, 2011 @07:18:40
海外からの推測というか憶測に踊らされるのはよくないと思いますが、今回は政府がデータを隠していたり正確な情報が提供されないまま不安を募らせる状況がありました。この様な中であのような推測を聞かされれば、ついそう思ってさらに不安を募らせることもあるかとと思います。
核爆発も臨界も技術的には同じものなのでどちらが起きても特に騒ぐことはないじゃないかと、おっしゃっている方もいますが、非専門家からの受け止め方はちがうでしょう。腐敗と発酵は同じものですが、人間からすると違う場合もあるように。
12. 地震屋さん — May 11, 2011 @11:37:56
さらにいえば、政府以外の情報も見ているでしょうか?
「騙されない」ようにするには、複数の「専門家」の意見を見て、結論だけを読むのではなく、結論に至るまでの推論の過程を読んで、どう考えているのかを理解して、そのうえでその人は信頼できるのかを考えるのがいいと思います。
13. じゃん — May 11, 2011 @13:04:48
たとえばもっとも重要なデータの一つである「線量計の数値」は隠しようのない状態ですね。
各種教育機関や外国の専門家が入り込んで調査してるところもあるし、米軍も日本とは別で調べているという話もあります。
こんな状態で即時にばれる嘘をつく人が居ても誰も得をしません。
14. NiKe — May 11, 2011 @14:34:23
このブログではそんな人は見た覚えがないですけど?
『再臨界ならまだしも、核爆発はない』『再臨界は核爆発ではない』と言われるのなら何度も見ましたが。
http://ex-skf-jp.blogspot.com/
(この5/11のエントリー)
16. lhm4000cc — May 12, 2011 @01:58:07
ただ、ここ数日、放出放射線物質の量がチェルノブイリを超えたという話をあちこちで聞きますが、
( http://www.monipo.net/blog/x/osenmap-110509/
この状況はいったいどういうコトなんでしょうか?
チェルノブイリは炉心自体が爆発してるので、大規模飛散になったはずですが、現状報告されている福島原発の状況でチェルノブイリを超えるほどの飛散が発生する可能性あるのですしょうか?
炉心自体は注水で圧力が上がるということは、ある程度密閉は保たれていると思われるのですが、それではこれほどの放射線物質の飛散の理由はなんなのでしょう?
三号機の爆発が原因なのが一番可能性が高いと思うのですが、燃料プールの燃料棒が壊れたせい?それとも炉心内の燃料棒が崩壊した状態でベントしたから?
だいたい、ホントにチェルノブイリを超えているのかどうかもワカランし。
どなたか現状について、解説いただけないでしょうか?
両極端の真偽不明の情報が蔓延しているなか、連日にように新しい場所や作物で放射線検出のニュースが流れ、自分も含めて一般の市民には情報リテラシーを保てない状況になりつつあると危惧しています。
17. FROY — May 12, 2011 @03:51:43
他のスレッドでも質問したのですが、
放射性物質は発電所のどの部分から漏れているのでしょうか?
水素爆発の際にまき散らされたのはプールの水が
蒸発したものであろうとかと推測できるのですが、
例えば海に流れ出た高濃度汚染水ですとか、
ピットの中に入り込んだ汚染水ですとか、
その他建物内に漏れ出している汚染水などなど、
これらは格納容器から漏れているのではないのでしょうか。
だとすると炉の機密性は損なわれていることになりますよね。
それとも燃料プールから滴り落ちてきたのでしょうか。
燃料被覆管に損傷がなければ出てくるはずのない物質ですから、
炉かプールのどちらかしかないと思うのです。
どなたかお分かりになる方いらっしゃいましたら宜しくお願いします。
18. キクチコヘイのラッパ — May 12, 2011 @08:03:55
>じゃん氏
所謂隠蔽論者は、「じゃあ、どれだけの情報を公開すれば納得するのか?」という質問は完全にスルーしますからね。嫌になるほどの情報を与えられても、死ぬまで「隠蔽」とお題目のように唱え続ける事でしょう。何となく、そういう人間と「アポロの月着陸はなかった!」と主張する人間はリンクしていると思います。アポロの月着陸も、当時の宿敵ソ連や世界各国の天文台、世界中のプロ&アマの人間が「衆人環視」している下で行われたものですから、どうやっても騙しようのないことです。
今回の震災で、所謂「ネット世論」を信じてる、例えば2ちゃんねらーやツイッター命の人間みたいなのが、一番の情報弱者だったのではないかと思います(あくまで個人的主観)。
19. ワカシム
— May 12, 2011 @08:49:16
>「騙されない」ようにするには、複数の「専門家」の意見を見て、結論だけを読むのではなく、結論に至るまでの推論の過程を読んで、どう考えているのかを理解して、そのうえでその人は信頼できるのかを考えるのがいいと思います。
これは私も全く同じ認識なのですが
http://www.skept.org/ts.html
>今回は「政府がデータを隠していたり正確な情報が提供されない」ことはほぼないように思うのですがどうでしょうか?
という疑問には、「そうでもない」と回答します。
じゃん様の
>わたしもネット世論で言われているほど「隠蔽」があったとはちょっと思えません。
のネット世論がどういう連中までを指すのか、私にはわかりませんが、隠蔽と呼ばれても仕方ない不誠実な情報開示をしていた証拠はあると思います。
私は、デマをそぎ、政権に対する怒りを抑えて注意深く検討してもなお、福島第一原発の問題については「誠実な情報開示をしていない証拠がある」という結論を出す者です。
http://www.skept.org/fusin2.html
こちらで、一次資料となる記者会見の動画や記事はリンクしてあります。
内容を個別に抜き出すと
・統合対策本部の議事録問題
・3月15日時点で膨大な燃料損傷の試算がありながら18日「3%以上の損傷と称してINESの暫定レベルを5にした問題
・3月23日に安全委員がレベル7推定をしていたのにそんな話は2週間以上一向に示唆すらされなかったこと
・児童の20mSV/yに関する諸問題
・SPEEDIの法令に従った運用がされていないこと
※補足:小佐古教授会見より
「緊急時迅速放射能予測ネットワークシステム(SPEEDI)によりなされるべきものでありますが、それが法令等に定められている手順どおりに運用されていない。法令、指針等には放射能放出の線源項の決定が困難であることを前提にした定めがあるが、この手順はとられず、その計算結果は使用できる環境下にありながらきちんと活用されなかった。また、公衆の被ばくの状況もSPEEDIにより迅速に評価できるようになっているが、その結果も迅速に公表されていない。」
を取り上げました。
また、発表される線量が、1SV上限の装置だったからこそ「1SV以上」という表現になっていたことも、記者会見で突っ込まれるまでは、あかされていませんでした。少なくとも公知の事実にはなっていません。
4月の時点ですら指揮系統や責任者が不明瞭な状態で、対応を詳しく検証することもできません。
※他にもガレキの測定値や汚水に被曝した作業員がいたときの空間線量などいくつかあります。
私は、福島第一原発の問題は、どの専門機関であっても参照できるくらには情報を開示しておく必要性があると考えます。
キクチコヘイのラッパ —様
>所謂隠蔽論者は、「じゃあ、どれだけの情報を公開すれば納得するのか?」という質問は完全にスルーしますからね。嫌になるほどの情報を与えられても、死ぬまで「隠蔽」とお題目のように唱え続ける事でしょう。
私なんかは隠蔽論者の亜流にはなるでしょうから回答しておきます。
>「じゃあ、どれだけの情報を公開すれば納得するのか?」という質問
・法令に従ったSPEEDIの運用。
・統合対策本部・官邸が議事録を残し公開すること。
・そのほか国民の健康に直結する指示は、対策本部のみならず決定プロセスを透明にして開示すること。
・3月15日に試算であることを前提に、燃料が半分以上損傷していたことを内外に発表すべきだったし、「3%」などという見積もりで桁違いの過小評価で発表した経緯と責任を判るようにすること。
・野党が初期に提案したように、測定地点を同心円上に配置しリアルタイムで閲覧できるようにすること。
最低でも以上は当然だと考えます。
尖閣問題のような前科がある連中ですし、東電も少なくとも2007年までは深刻な隠蔽体質http://www.skept.org/aa.html
圧力容器も格納容器も破損して漏水しているということに、
今日まで気付かずにいたとしたら問題ですね。
どうも事実を小出しにしているように感じてしまいます。
で、漏れている水の行き先がわからないとニュースでは言ってますが、
わからないはずないと思います。
今まで注水した水の大部分が地中と海に流れ出していると考えるのが
普通かと思うのですが。
今後は地下水が汚染される可能性もあるのではないでしょうか。
また、一部はドレン管を伝って下水道に流入しているかもしれませが、
だとすれば下水道及びその処理施設が汚染されている可能性も
否定出来ないように思います。
21. FROY — May 12, 2011 @21:25:53
私もド素人なので詳しいことは迂闊に言えませんが、
とりあえず私なりにわかったことだけ簡単に書きますね(^^;
間違っていたら他の方フォローお願いします。
>炉心自体は注水で圧力が上がるということは、ある程度密閉は保たれていると思われるのですが
少なくとも1号基では密閉が保たれていなかったようです。
圧力容器と格納容器共にどこかに穴が開いているようですね。
>それではこれほどの放射線物質の飛散の理由はなんなのでしょう?
汚染された水が蒸発し、水素爆発によって上空に上がり、
風によって広範囲にまき散らされたことが原因だと思います。
これらの放射性物質はまだ大気中を舞っている可能性がありますね。
>燃料プールの燃料棒が壊れたせい?それとも炉心内の燃料棒が崩壊した状態でベントしたから?
燃料プールについては確かなことはわかりませんが、
少なくとも1号基炉心の燃料は殆どメルトして底部に固まっているようですね。
裸の状態で水に触れていますので、その水が汚染されて外に漏れているようです。
>現状報告されている福島原発の状況でチェルノブイリを超えるほどの飛散が発生する可能性あるのですしょうか?
これは私には答えられませんが、今も汚染水の蒸発が起きているとしたら、
今後も多少の飛散が続くことは考えられると思います。
幼稚な返答ですみません。
22. Wien — May 12, 2011 @23:00:28
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/maru/atom/HTCRep/HTCRep.14.2.pdf
では1号機は圧力容器は再循環ポンプなどの破損、ドライウェル上部の破損を推定しています。(2号機、3号機も推定あり)
また1号機から3号機に注水した水の2/3が水蒸気として環境に放出されたと推定しておられます。
23. lhm4000cc — May 12, 2011 @23:49:28
圓山教授の資料ありがとうございます。非常に参考になりました。
まだ全て読んでおりませんが、自称推理小説というにはリアル過ぎですね・・・
24. フロレスタン
— May 13, 2011 @00:17:58
米国と文科省による航空機モニタリングについては、今週の週刊文春の32ページに記事があって、元原研の笠井薫氏によると精度が悪すぎて使えない、読売新聞からはどう見てもおかしいがどうなのか、という趣旨の質問の電話があったと書いてあります。ちゃんとしたデータを取るなら地上で測定すべきだと。
ありがとうございます。参考になります。
かなり蒸発してるんですね。
26. K.T. — May 17, 2011 @00:11:21
英国健康保険庁のページが批判しています。
http://bit.ly/jyLnlW
どうも、博士もECRRも信頼性には大いに疑問が有ります。
27. 地震屋さん — May 17, 2011 @18:30:41
「アポロの月着陸はなかった!」は真実です
お間違えにならないように
28. disraff — May 17, 2011 @19:10:40
の「地震屋さん」は、ハンドル詐称ですかね。
29. 地震屋さん — May 19, 2011 @16:22:48
>
>心外だなあ(苦笑)
えっと、本気でアポロは月に行っていないと思ってらっしゃるのですか。
31. nb — May 19, 2011 @17:43:25
震災当初から、私のような素人にも解りやすく、書いていらっしゃいます。
32. かとう — May 19, 2011 @18:44:06
基本的に知識のある人じゃないと読んではいけません。
困った事に、時々正しいことを書くので、全く知らない人は何処が正しくて何処が間違っているかわからず、そのまま騙されてしまいます。
33. かとう — May 22, 2011 @11:32:42
そのレベルのものが撒き散らかされたのであれば、現状測定されている放射線量が、「政府・東電発表のものだけじゃなく、『反原発市民団体』や個人での測定して発表されている値も全て操作されている!」とか、「日本に持ち込まれているガイガーカウンターは全部間違った値しか出さない様に細工されている!!」ぐらいの『壮大な陰謀論』とセットじゃなければ成立しない話です。
34. 鬼院仙人 — May 22, 2011 @18:54:55
核爆発について資料(証拠)がおありになるなら、6月下旬と言わずすぐに出されたらいかがでしょうか?政府の隠蔽を正しい証拠ときちんとした検証に基づいて暴くのならば大いに意義があると思いますので。
それにしても、中性子って「飛散」するものだったのですね。
正)6月上旬
誤)6月下旬
お詫びして、訂正いたします。
36. yamaguchi — May 22, 2011 @20:25:04
> 3号炉の爆発でプール中の使用済み核燃料ペレットが2Km先まで飛んでいったそうですが・・・
大丈夫です。 ペレットは沖のクジラが咥えてガラパゴス方面に泳いで行きましたから、近海の汚染はありません。
でも来年あたり、スカイツリーにゴジラが現れるかもしれません。
ゆい ― May 22, 2011 @18:15:07 さん
> その放射性物質を調べれて分かったことが、大量の中性子が飛散したということです。
大丈夫です。 飛散した中性子(笑)は、腐海が浄化してくれます。
37. Toshi2100 — May 22, 2011 @21:18:08
だれもまともに相手しないと思うけど、がんばってくださいね。
38. ゆい — May 22, 2011 @23:21:06
この勢いよく真上に伸びる水素爆発、及び水蒸気爆発は御座いません。
水爆のように揮発性のもであれば可能ですが、原子力発電所での水素爆発と、水蒸気爆発では残念ながら御座いません。
理屈が分かる上での異論はお聞きしますが、分からないのであればまず調べてから意義を申して頂けますと幸いです。
調べていただければ、私が言ってることを分かっていただけるかと思います。
調べ方は、原子力を扱っている大学院が良いかと思います。
出来れば来校していただき、、理論とシミュレーションで教えていただくことが良いかと思います。
39. YMN — May 22, 2011 @23:53:09
なんだかおかしなことになっているので、きくちさんが来るまでこのエントリーは放置しませんか?
41. 3T — May 25, 2011 @19:17:38
しかし、まず、建屋と爆発の様子を軽視して、「そもそもありえない」などというのが科学的考えなのでしょうか。
まず福島原子力発電所建設に携わった菊池洋一氏が3号機だけ鉄骨が飴のように折れ曲がっており、水素爆発ではそんなことにならないとおっしゃっています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2408
広島原爆が地表の温度が3000度です。テルミット弾もそれぐらい。水素爆発やプロパンガスでは500度ぐらいにしかならないはずだろうと思います。
それから、バズビーさんとガンダーセンさんは、爆発の様子について、少なくとも、いわばちゃんとコメント・解釈しています。閃光が出たという事。煙が上に伸びるものと、輪のようになっているもの、原子炉の横から出たものがあること、こういうことは指摘しています。「ビデオを見ただけで」ではなくて「ビデオをちゃんと見ました」ということです。近づく事も再現する事も難しいわけですから、見て判断できるものは判断すべきでしょう。
爆発を見て「これだ」と判断できるような人が日本にはいないのでしょうかね。
兵器を開発したりするためには当然必要です。
42. 温泉カワセミ — May 25, 2011 @21:12:29
>まず福島原子力発電所建設に携わった菊池洋一氏が3号機だけ鉄骨が飴のように折れ曲がっており、水素爆発ではそんなことにならないとおっしゃっています。
リンク先の記事を読ませて貰って、『福島第一原発の基本設計を担当した米GE社の元設計士』の方が、鉄骨を融かす温度が『800度』などと考えていたと知り、元金属屋の卵としては一瞬愕然としましたが、良く読み直したら『福島第一原発の基本設計を担当した』と言う言葉は『米GE社』にかかっているだけで、同氏は単にそのGE社に所属されていたという、独立した文章だと解釈すべきなのでしょうね。
少なくとも同氏は鋼材の融点はご存じないようです。
(確かに鋼材の温度が800℃になれば強度は大きく劣化しますが、融ける温度には全く足りないです。)
それに『菊地氏は福島第一原発6号機('79年運転開始)工事の現場監理も務めた、原発建屋建築のプロだ。』とありますが、どこにも建築物の材質や爆発の専門家とは書いていませんものね。
だいたい爆発のような非常に短時間の化学反応では、鉄骨を融かすような温度まで熱エネルギーを伝達することは普通に考えれば無理ですから、ガス爆発による破壊のメカニズムに関してもあまりご存じで無いようにに思われますね。
そのような方が仰ったとしても、まぁ私のようなド素人の言と(この点に関しては)信憑性は変わらないように思います。
43. 咲坂&桃内 — May 25, 2011 @21:08:29
爆竹は0.01グラムの火薬しか入ってませんが、指に持ったまま爆破したら、小一時間は感覚が失われるほどの強い力が働きます
数百キロもの水素(ソースはうたた寝しながら聞いたラジオニュース)が爆発すれば鉄骨も曲がるんじゃないですなねぇ
もし核爆発だったとしたら、建屋が崩れる程度で済むんでしょうか?
原子炉だって粉々になるんじゃないですか?
(あっ!なってると思ってるのかな?)
だったら、今頃は現場の人は総員退避してないとオカシイですよね
44. disraff — May 25, 2011 @21:53:13
ともあれ、たとえ何爆発であったとしてもご覧の程度の爆発だったわけです。「核爆発だった」となったとたんに辺り一帯が思い直して消滅するわけじゃあるまいし、とりたてて騒ぐ理由は特にない気が。
http://www.stop-hamaoka.com/event-info.html
『1941年岩手県釜石氏生まれ。1961年日大(短)卒業後、建築コンサルタントとして様々な建築設計に携わる。
1973年3月〜1980年6月の7年4ケ月、米国の原発関連会社GETSCO(=GE)の原子力事業部極東東京支社企画工程管理スペシャリストとして東海原発2号、福島第1原発6号機の建設に広く関わる。
各セクションの調整、日立、東芝、IHI、ゼネコン等のスケジュールチェック、米本社への現場報告書の作成。古い原子炉内改造工事の安全管理者の仕事を終え退社。』
googleで検索すると、「原発技術者」という記述が多いですが、工程管理・安全管理のスペシャリストですね。
騙しとは言いませんが、勘違いしやすい呼称です。。。
46. かも ひろやす — May 26, 2011 @09:12:40
47. e10go — May 26, 2011 @12:29:52
火薬の爆発でも水素爆発でも化学爆発だから火花が出ても不思議じゃない。
核爆発ならあの程度の威力で済む筈がない。少なくともあの建屋一帯は吹き飛びます。
核爆発の威力を過小評価したり、水素爆発の威力を知らずに適当な事を言う人が多いですね。
48. 3T — May 26, 2011 @15:02:54
一方で3000度の熱で原爆ドームは鉄骨が曲がっていないといい、水素爆発の威力を知らないともいう。
水素爆発は発火点585度、たぶん爆発しても数百度〜1000度ぐらいまでにしかならないのではないでしょうか。プロパンでも2000度ぐらいまででしょう。
原子力発電所にある物質で、少なくとも5000度ぐらいでる物理現象をあげて反論するならともかく、
「3000度で鉄骨が曲がらないのに、何も馬鹿な。水素爆発に決まっているじゃないか」と言って菊池さんの揚げ足取りをする。まあ菊池さんは今はもう名前の知れた方ですので、別にどうこうは言わないでおきます。
鉄骨の写真ぐらい見て話をされてるんでしょ?
別に核爆発でなくても、理屈に合った説明が出来ればいいんですよ。
49. じゃん — May 26, 2011 @16:29:15
これのソースはなんでしょう?水素爆発の一種である「液体燃料ロケット」の発火時の温度は3200度近くになりますよ。
>水素爆発は発火点585度、たぶん爆発しても数百度〜1000度ぐらいまでにしかならないのではないでしょうか。プロパンでも2000度ぐらいまででしょう。
えぇ〜〜〜っとですねぇ、水素の燃焼時の温度が『数百度〜1000度ぐらいまでにしかならない』なんて訳は無いはずなのですが、なにか出典とかエビデンスはありますか??
もしかして『発火点585度』から類推してるとかじゃ無いですよね?
一応、大手のガス屋さんである岩谷産業のHPに下記の様に記載されてますので、ご確認下さい。
水素保安技術と基礎実験
http://www.iwatani.co.jp/jpn/h2/tech/education.html
『火炎は無色で着火しても見えにくく、炎は風によって流されやすいので注意を要します。火炎温度は空気中で2045℃と高温ですが、』
>別に核爆発でなくても、理屈に合った説明が出来ればいいんですよ。
まず、正しい『理屈』を学ばれることをお勧めします。
51. 技術開発者 — May 26, 2011 @16:46:29
なんとなく、温度論に成ってしまっているところに既にトンデモの土俵がある様な気がするんですよね。
>だいたい爆発のような非常に短時間の化学反応では、鉄骨を融かすような温度まで熱エネルギーを伝達することは普通に考えれば無理ですから、
と書かれている様に爆発というのは基本的に熱より力なんですね。でもって、金属材料というのは熱が無くても降伏点以上の応力の元では「アメの様に曲がる」ものですからね。例えば、スプーンの首に力を掛けるとグンニャリと曲がります、熱をかけなくてもね。熱をかければ弱い力でまがるけど、曲がったものの表面を煤けさせて「さあ、力だけで曲げたか、熱もかけて曲げたか」なんて問われたら、見ただけじゃ、普通は分からないものです。どちらも「アメの様に曲がって」いますからね。
アメの様に曲がった鉄筋なんて、ビルの解体工事現場にいけば山ほど目にできる訳だけど、解体工事現場で「アメの様に曲がっているから、熱がウンヌン」なんて話をする人をみたことがありません(笑)。
52. YMN — May 26, 2011 @19:32:34
>核爆発ならあの程度の威力で済む筈がない。少なくともあの建屋一帯は吹き飛びます。
エントリーの記事で「そもそも水素爆発よりも核反応のほうが激しいはずって、本当ですかね」ときくちさんも述べていますが、例外なく全ての核爆発が凄い爆発になるかどうかは、自明というわけではないと思います。
53. sksk — May 26, 2011 @22:29:05
41. 3T May 25, 2011 @19:17:38さま
なんか、違ってるような。温度の話ではないでしょう。
3Tさま、なんで温度の話なの?
>鉄骨が飴のように折れ曲がっており
鉄骨が折れ曲がるのに必要な物は温度ではなく力でしょう。
常温でも、鉄は曲がりますよね。家にある釘を曲げればわかるでしょう。
今回も鉄骨を曲げたのは温度ではなく力でしょう。爆轟による空気の力、衝撃波なのでは?
温度は関係ないと思います。爆轟の時間(msレベル?)では鉄はほぼ常温のままでしょう。
6. Toshiさま May 10, 2011 @11:23:41の話の、「ポリ薬品瓶」は原型をとどめてるでしょう、ポリだったら100°C+で溶けますよね。
2007年の渋谷温泉爆発事故だって核爆発じゃないでしょう、でも鉄骨が曲がっますよね。
>「そもそもありえない」などというのが科学的考えなのでしょうか。
この記事内容を読んでわかるように、(様子を見てではなく)原理的に「そもそもありえない」のでは?
核爆発である根拠が、「ビデオを見て」でしょうか?「ツインタワー崩壊」と同じですね。
54. e10go — May 26, 2011 @22:34:46
核爆発の定義は知ってますよね。「核爆発は核反応の一種だが、核反応=核爆発ではない。」はご存知ですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E7%88%86%E7%99%BA
核爆発の威力がどんなに威力が小さくても、10トン爆弾の威力より小さいという事はあり得ないですよ。
人間が作った最小の核爆弾でもTNT火薬10トンと同等の威力があります。これより小さい威力の核爆弾は作れません。TNT火薬10トンの威力より小さい核爆発を起こす事はまず無理ですよ。
それ以前に、原発で核爆発が起きる可能性は、ほぼ0ですけどね。
>例外なく全ての核爆発が凄い爆発になるかどうかは、自明というわけではない
面白いので計算してみました、熱量(エネルギー)だけなので、だからどうしたといわれると何もないですが。
WikipediaによるとW54という核爆弾があり、
「W54はプルトニウムを用いたインプロージョン方式の核分裂弾頭であり、サイズは直径27cm、長さ40cm。核出力は10tから250t。」
プルトニウムの方がウランに比べると臨界量は少ない(小型爆弾ができる)ですけど。
H2+1/2(O2)=H2O+286kJ/molの反応みたいで(反応率100%仮定)、
TNT爆薬は4.18kJ/g換算としている(実測値反応率?%)。
100t(TNT)の爆発は
(100(t)x1000000x4.2(kJ))/286(kJ/mol)=1500000(mol)
水素の体積は1500000(mol)x0.022(m3/mol)=32000m3
32000m3は水素だけの体積で、
空気(O2 20%)と混ぜると総体積は32000+(1/2)(32000/0.2)=112000m3
TNT100tと水素空気混合ガス112000m3が同じ程度のエネルギー
112000m3の三乗根は48mで、50m四方の建物が水素爆発したらTNT100tレベルのエネルギーになる計算です。(50m四方の水素を同時に爆発させるのは雷管をたくさん上手に並べないと無理そう。)
まあ、比較がちゃんと設計したプルトニウム核爆弾だし、水素反応率100%はありえないし。
核燃料は薄すぎて核爆発しないし。
>10. LEOPARD 2011/5/10@22:04:29
>そんな簡単に核爆発が起こせるなら、世界中の国がとっくに核保有国になってますよね。
だし。
こんなでいかがでしょうか?突っ込みよろしく。
56. Enzo Romeo — May 27, 2011 @08:30:20
>>10. LEOPARD 2011/5/10@22:04:29
>>そんな簡単に核爆発が起こせるなら、世界中の国がとっくに核保有国になってますよね。
>だし。
>
>こんなでいかがでしょうか?突っ込みよろしく。
「福島第一原発3号炉の爆発こそ、日本で初めての核実験だったんだよ!!」
「な、なんだってー!!」
#もちろん元ネタはMMRです。
57. Isshocking — May 27, 2011 @10:21:34
>核爆発の威力がどんなに威力が小さくても、10トン爆弾の威力より小さいという事はあり得ないですよ。
核爆弾の高濃縮ウランならそうなりますが、濃度を調整して核爆弾より低く、原子炉より濃度の高いウランなら、爆発力は小さくできるのではないでしょうか。
あるいはウランに濃度傾斜をつけて中心部は高く、周辺部は低くするように配置するとか。
爆縮で一挙に臨界量にするのではなく、ゆっくりと臨界に達するような構造にするとかですね。
要は全量が一挙に核分裂するのではなく、多少時間がかかるようにして、中心部の先行する高温高圧でウランをばらばらにし、全量が反応する前に燃量を臨界以下のサイズに吹き飛ばしてしまえば良いわけです。
実用的な意味は全く無いので、誰もやりませんが。
58. 技術開発者 — May 27, 2011 @12:43:00
>要は全量が一挙に核分裂するのではなく、多少時間がかかるようにして、中心部の先行する高温高圧でウランをばらばらにし、全量が反応する前に燃量を臨界以下のサイズに吹き飛ばしてしまえば良いわけです。
これは、現在の原子爆弾でも既に起こっている事でして、核燃料の1割程度しか実際には連鎖反応に使われず、あとは吹き飛ばされているものなんです。連鎖反応が起こるためには臨界量が或る程度の密度に集まる必要があり、そして爆発する限り密度は失われて連鎖反応は止まる訳ですね。
あまりそんな事を考えた事が無かったので、頭の体操になりそうなのですが、Isshockingさんのイメージは超過臨界の超過性をゆるめる事で爆発の威力を減らすという考え方だろうと思います。ところが、そうやると爆発の勢いが遅いから密度が失われて臨界状態が止まるまでの時間が長くなってトータルでは連鎖反応が多く起き、放出されるエネルギーの総量は多くなる気もする訳です。逆に純度を上げて初期密度も高くして超過臨界の超過性を上げると爆発の勢いか強くなり、密度が失われる間での時間が短くて、案外、トータルで放出されるエネルギーは少ないかもしれないなんて考えてみたりもします。頭の体操的に考えたのであまり自信はありません。
広島の原爆なんてのを見ると、なんていうか超過臨界が起きるギリギリのところで爆発させている感じでして、イメージとしては原爆の最小型みたいに考えていましたので、「それより小さい爆発の原爆」みたいなのは、なかなか想像できない面があります。
59. zorori — May 27, 2011 @15:44:55
なお,窓枠などはしばらく炎上せずに残っていたが,やがて可燃物に火がつき全焼したと書いてあります。つまり,地表面が3000℃になっても様々な条件で可燃物ですら残っていたと言うことです。数センチの厚みのある木材は表面が炭化しても内部まではなかなか温度が上昇しませんから,これもそれほど不思議な事ではありません。
1号機建屋は原爆ドーム状態(仕上げが熱ではなく爆風で無くなったという違いはある)ですね。3号機は爆発規模が違ったのかもしれないし、建屋の条件が違ったのかもしれません。
現実は複雑なのに、メディアの画像だけみて、高温で溶けないのはおかしいとか,爆風で壊れないのは変だとか単純に言えるものでは無いですね。
>核爆弾の高濃縮ウランならそうなりますが、濃度を調整して核爆弾より低く、原子炉より濃度の高いウランなら、爆発力は小さくできるのではないでしょうか。
核爆発は「超臨界状態」による現象ですよ。核爆弾より濃度を低くしたら(ウラン235なら70%未満)「超臨界状態」にならない、つまり核爆発は起きません。
原子炉の核燃料に使われるウランやプルトニウムでは、「未臨界状態(何も起きない)・臨界状態(一定の熱を出し続ける)・超臨界状態(爆発)」、これ以外の状態はありません。
原子炉で核燃料が通常より濃い状態になっているなら「臨界状態」は起きますが、メルトダウンで濃度が一定でない状態では熱を出し続けられるほど「臨界状態」は続きません。
濃度が通常より高く一定であれば「臨界状態」を保って、定常出力より大きな熱エネルギーが出ます。この場合は核爆発でなく水蒸気爆発または化学反応の爆発が起きます。しかし、メルトダウンで核燃料が「臨界状態」を保てるように濃度が一定になる事はあり得ません。
また、メルトダウンを起こしても原子炉の核燃料が「超臨界状態」になる量・濃度にはなりません。それと、「臨界状態」と「超臨界状態」の間はありません。
>要は全量が一挙に核分裂するのではなく、多少時間がかかるようにして、中心部の先行する高温高圧でウランをばらばらにし、全量が反応する前に燃量を臨界以下のサイズに吹き飛ばしてしまえば良いわけです。
核分裂に時間がかければ、それはただの「臨界状態」でしょう。もっとも「臨界状態」でそういう事(水蒸気爆発)は起きますが、臨界以下のサイズに吹き飛ばしたらそこで「臨界状態」は終わりになります。
余談ですが、原爆では核物質の一部が核分裂して爆発し、核物質の大部分は核分裂せずに吹き飛ばされます。
もう一つ余談。プルトニウムの臨界量は16kg。プルトニウムの塊を小分けにしても「未臨界状態」のままで「臨界状態」も起きない、つまり何も起きません。そうじゃないと今頃、世界中の核爆弾が爆発しています。
61. symbioticworm — May 27, 2011 @22:14:46
凹凸の二つの核物質を合体させ爆発させる、いわゆるガンバレル型の核兵器を、その燃料にプルトニウムを用いて造ろうとすると、起爆の際、凸側の核物質と凹側の核物質が接触し超臨界に達する直前に、それぞれに含まれているプルトニウム240の自発核分裂のために早期爆発を起こしてしまい、核物質が四散し臨界量未満となり目標とする威力が得られない、という話を聞いたことがあります。
もちろんこれはウラン使用ガンバレル型や爆縮型の核兵器が問題なく(と書くのはなんだか道徳的に抵抗がありますが)爆発した際とは比べるべくもない威力と放射線量なのでしょうが、核分裂反応による爆発現象であることは確かでしょう。
自分としても超臨界を経ていないこの早期爆発まで核爆発と呼ぶのはやはり抵抗があるのですが、そもそもの「核爆発」の定義が単純に「核分裂連鎖反応による爆発現象」というのではなく、「超臨界状態であること」を含むのであれば、それは威力が大きなこととほぼ同義であって、「核爆発の威力は大きいか?」という問いはあまり意味をなさないような気がします。
62. e10go — May 27, 2011 @23:56:46
>凹凸の二つの核物質を合体させ爆発させる、いわゆるガンバレル型の核兵器を、その燃料にプルトニウムを用いて造ろうとすると、起爆の際、凸側の核物質と凹側の核物質が接触し超臨界に達する直前に、それぞれに含まれているプルトニウム240の自発核分裂のために早期爆発を起こしてしまい、核物質が四散し臨界量未満となり目標とする威力が得られない、という話を聞いたことがあります。
symbioticwormさんの言われる「早期爆発」の話は下のリンクの「不完全核爆発」に相当しますが、「超臨界状態」は起きています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%AE%8C%E5%85%A8%E6%A0%B8%E7%88%86%E7%99%BA
核物質で「超臨界状態」にならない限り、福島第一原発で起きた水素爆発より規模の大きい爆発は起きません。
「不完全核爆発」では、プルトニウム240が自発核分裂で「超臨界状態」になって爆発を起こし、核物質の大部分を占めるプルトニウム239は「超臨界状態」ににならずに飛散しますが、威力は小さな地震を起こす程のものです。
63. symbioticworm — May 28, 2011 @03:21:11
> symbioticwormさんの言われる「早期爆発」の話は下のリンクの「不完全核爆発」に相当しますが、「超臨界状態」は起きています。
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%AE%8C%E5%85%A8%E6%A0%B8%E7%88%86%E7%99%BA
> 核物質で「超臨界状態」にならない限り、福島第一原発で起きた水素爆発より規模の大きい爆発は起きません。
> 「不完全核爆発」では、プルトニウム240が自発核分裂で「超臨界状態」になって爆発を起こし、核物質の大部分を占めるプルトニウム239は「超臨界状態」ににならずに飛散しますが、威力は小さな地震を起こす程のものです。
http://www.cnfc.or.jp/j/proposal/reports/index.html
http://www.nti.org/h_learnmore/nuctutorial/chapter02_05.html
ご指摘いただいた後自分でも調べてみましたが、爆縮型の早期爆発ではTNT換算数キロトン、ガン型プルトニウム爆弾が早期爆発するケースでも少なくともTNT数トン相当の出力があるとのこと……。
後者はなまじ「(兵器として)使えない」というのが念頭にあったために、てっきり構造を破壊する程度だと勘違いしていたのですが、とても軽視できたものではない破壊力を持っているのですね。
また、手元の本ではガン型Pu爆弾の早期爆発について「超臨界に達する以前に温度と圧力が急上昇し小爆発(早期爆発)を起こす」という旨の説明があり、それを鵜呑みにしたまま先のコメントを書いてしまいましたが、TNT数トン相当以上の出力となると超臨界に達していないとは考えにくいし、こちらの本の記述が間違い(一般啓蒙が目的の新書であることからして、粗のあることは推して知るべし)であったと判断するのが妥当ですね。
結論として、「核反応による爆発は凡て大きな破壊力を持つ」ということでよさそうです。ご教示ありがとうございました。
64. FMAP — May 31, 2011 @04:14:44
僕のコメントはこのようにつく
いや、ほかにもいろいろ興味深いものがありますが
66. おおくぼ — May 31, 2011 @07:44:49
ハンドルネームの「通りすがり」の使用よりも、混乱の元だと思います。
僕の名前を騙った人物はsymbioticworm氏の名前も騙ったようなので、消しました
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000162-mailo-l14
69. com — May 31, 2011 @16:19:31
さんちゃんさん、
URLの記事を読みましたが…お得意の編集権を炸裂している可能性がありますねw
記事だけ読むと、コンビナートの真ん中にある実験用原子炉の地震の時の安全性について、がメインの話題に読めますが、その催しに参加した川崎市議会議員のブログ
http://www.takeda-n.com/blog/kawasaki-shi/protection/9474.html
を読む限り、メインの話題では無さそうです。むしろ、参加者からの質問に同市担当者が応答した、だけなのでしょうね。
ちなみに、先の大震災クラスの地震・津波を想定すると、海辺のコンビナート(を含む全て)の安全対策を検証し直する必要があることになるのですが…この記事を書いた記者は、何が何でも原子力に繋げよう、という意図を感じてしまいましたねぇ…。
70. 菊池んこ — June 2, 2011 @00:13:52
こんなかにはドイツの報告を直に聞ける方はおらんのですか?
もうだいぶ前にキセノンの同位体の測定量から、今回のものは水素爆発ではなく、核爆発であったとベルリンで報告されていますが・・・。
政府も知ってますよ。
政府はただ隠蔽しているだけ。
だれかドイツ語堪能なかたいたら、ドイツのサイトを見てね。
この討論する前にやることがあるのでは・・・、くだらない討論する前に測定すたらいかがかな?
その方法も知らなかったのかな^^
あとは語学力が堪能な人と、極秘情報を入手できる政治に強い人を入れたほうが話が進むかも^-^。
変なやつらばかりの集団でした・・・・・^^^^
ばぁ〜〜〜か
71. disraff — June 2, 2011 @00:53:43
72. Toshi2100 — June 2, 2011 @01:29:37
> 測定の方法も知らなかったのかな^^
私の場合、そうかもしれませんが、それ以前に測定器を持ってなくてかつ、機器をかうお金がありません (;_;)
ソースが無いものをどうやって見ろと?
74. 満俺 — June 2, 2011 @12:43:21
堪能というほどではないですが、一応読めますよ。
てことで、ソース提供よろしく>菊池んこさん
75. YMN — June 2, 2011 @21:21:09
ドイツでは皆知っていることを、ユーラシアの東の果の島国では悲しいかなドイツ語が読めないがために誰も知らないということがあったら話としては面白いですが、面白過ぎて現実感がありません。
確かにドイツ語と日本語に堪能な人はあまりいませんが、ドイツ語と英語に堪能な人は1桁どころでない桁違いに沢山いるでしょうし、ドイツ語で記述された重要な情報はすぐに英語に翻訳されて世界中に広がるはずです。
江戸時代の蘭学は語学と限らず医学から物理まで包含する西洋の学問一般に関わるもので、靖国神社の銅像になっている兵学者の大村益次郎は元は村医者でした。
鎖国の中でヨーロッパのマイナー言語のオランダ語を通して、細々と西洋の知識を吸収し続けた日本人の精神の一端が現れているように思います。
>変なやつらばかりの集団でした・・・・・^^^^
>
>ばぁ〜〜〜か
無駄は極力削除し適確にして簡潔が理系の文章術というものです。
どこの誰とも分からない人がそれぞれ勝手にコメントつけているだけで集団ではありませんし、2,3人ならともかく、変な人ばかり偶然集まるのは確率的に無理があり、そのバカが集まるとやらのメカニズムでも考えるべきでしょう。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2011/05/blog-post_19.html
----きくちゆみのブログより引用
福島から西へ流れ続けている放射性物質は、ハワイも、北米西海岸も、東海岸も、ヨーロッパも、アジアも汚染し、もう地球を何度も巡りました。ハワイの牛乳からは基準値の400倍から2000倍の放射性物質が検出されました。でもみんな知らないので、気にせず飲んでいます。学校給食でも出ています。
----引用終了
9.11陰謀論から反原発に軸足を移した感のあるきくちゆみですが、例によって(主に海外を情報源として)怪しげな情報を拾いあさっては皆が知らない事実を自分は知っているというパターンです。
彼女が得意なのはドイツ語ではなくて英語ですが、パターンが似ているようでもあります。
76. disraff — June 2, 2011 @23:44:32
77. 菊池んこ — June 3, 2011 @03:14:44
調べて訴えます!
こういうやつが子供を殺すんだな!
79. かとう — June 3, 2011 @04:32:57
この程度の日本語読解能力は最低限無いと、議論になりません。
福島第一で起きていた事を、あなた方が「核爆発」と呼称しようが、観測されている放射線強度や、放射性物質の量が変化するわけじゃないし、現在観測されているものでは、別に「核爆発だから逃げなければいけない」とはならないと仰ってるだけです。
逆に核爆発が発生しなくても、炉が損傷して今より放射性物質の流出量が増えれば、避難区域をもっと広範囲にする必要がある。と、みなさんは、当たり前の事を当たり前に書いてるだけです。
80. さんちゃん — June 3, 2011 @08:38:45
81. きくリン — June 3, 2011 @13:33:48
だから自分で見てね。
「で、ドイツ語のサイトとやらは? 」とかほざいてる、さんちゃんとかいうふざけたやつ、自分でドイツの再と言ってみればよかっぺよ!
楽しようとすんなよ
82. disraff — June 3, 2011 @13:06:04
あの爆発を「かくばくはつ」と名付けることで現状が変わるとも思えませんが、どうしてもそうしなければ気が済まないのであれば好きにすればよいでしょう。ただ「核爆発」という言葉が指す現象がどういうものかはいちおう決まっているので、「斯く爆発」とでも記述していただければたぶん科学的にも間違ってはいません。
# 説明がないぞと突っ込まれるやも知れませんが。
もんだいなのは、核爆発が起こったからなに?というふざけた態度を問題としてんだよ。
子供のこと考えろや。
84. kubota — June 3, 2011 @16:52:36
>菊池んこさん、地球さん、きくリンさん、ちょっぴさん
同一人物でしょうか?言葉遣い、顔文字の多様など、およそ子供のことを考えている人間には見えませんし、真面目な態度には見えません。
子供のことを考えていないのはあなた方で、ここで議論されている方々は真面目に考えていると思いますよ。
荒らしを相手にした人間も荒らしであるとは認識していますが、ここを見ている一般人は、当たり前の判断をしていますよ、と言いたい為に書き込ませていただきました。
85. ちょっぴ — June 3, 2011 @23:59:03
86. NiKe — June 4, 2011 @05:05:19
87. 素人の男です — June 4, 2011 @07:58:58
こちらのサイトのファンでよく見させております。
私は素人なので討論ができませんので、昨日東京電力さんに問い合わせました。
すると以外にも、核爆発を認めるような発言をされました。
いろいろと説明してくださったのですが、なにぶん私自身が素人なので頭に入りませんでした。
こちらの皆様のどなたかが東京電力さんに問い合わせをして頂ければ新しい見解での話し合いが出来るのではないかと思っております。
因みにこの核爆発であることについては、すでに情報を送っているとのことですが、メディアや政府で情報を出さないようだとのことです。
以上です。
わしはここの管理人の親分だ
まあ早い話影の番人だ
アメリカを陰で操ってるような天才と思ってくれや
で、お前に言いたいことはだな
ここはお前みたいな素人が来るところじゃねーんだよ
二度と来るな
雑魚
ここはキクログとなっているが、本当の管理人はこのわし、ちょっぴ様だ!
89. ちょっぴ — June 5, 2011 @06:31:31
しつもだよ〜ん
何で俺様はこんなに天才なのかしら
俺っていけてるぜぇ〜〜〜い
90. ちょっぴ — June 5, 2011 @12:17:54
おれプロだぜ
プルトニウム超旨いよ
それからおれさぁ~~~、超高濃度汚染放射能でパワーアップするんだぜ~~~〜〜〜
おまえらはさぁ〜被曝するわけやロ
だがわしは、そこでパワーアップするのだよ〜ん
差がついたようだな
わしは進化した超人というこっちゃ
わしを神と呼んでね
砒素だって食えるんだぜ!
うらやましいだろ