こんばんは。ホメオパシーの永松です。
俗に、「プラス思考」「ポジティブシンキング」という言葉があります。
これらの言葉は、非常に「難しい言葉」です。
何が難しいかといえば、
最高の意味で使われるのであれば、
素晴らしい意味になりえるけれど、
そういう場合はほとんどない。
というか、少なくとも私はまだ耳にしたことがありません。
よく耳にしたり目にするのは、
最も危険で間違った意味だと思います。
「ポジティブになりましょう。
プラス思考でいましょう。
マイナスのことを考えず、見ずに、
プラスのことだけ考えましょう」
とても危険な「劇薬」のようなものだと思います。
つまり、一時的にはその人を元気にするけれども、
その後で激しい落ち込みに向かわせる。
しばらく続いたとしても、結局のところ、人を幸福にはしない。
そう思います。
なぜか?
それは、現実をねじ曲げるからです。
プラスとか、ポジティブという言葉は、
知らず知らずのうちに、
ものごとを、プラスとマイナス、
ポジティブとネガティブに分けます。
あたかも、ものごとが、
プラスとマイナス、ポジティブとネガティブに
分かれているかのような世界観にさせてしまいます。
そして、マイナスやネガティブな側面を、
見ないようにする、切り捨てる、
ということになります。
コメント (6)
お久しぶりです。
ポジティブシンキングという言葉の危うさに関しては
永松学長に同意いたします。
それはそうと、抗鬱剤に関するご高説は明らかに間違っております。
もしくは、正しくない用い方を前提とされているのか。
投稿者: 中川剛 | 2011年04月17日 13:31
日時: 2011年04月17日 13:31
中川剛さま
お久しぶりですね。
お元気そうで何よりです。
嬉しいです。
もちろん、あらゆることは、使い方次第でもありますね。
使い方と言えば、
もちろんポジティブシンキングという言葉も、
もちろん使い方次第です。
今、出張中ですので、またゆっくりお答えします。
楽しみにしています。
投稿者: 永松昌泰 | 2011年04月17日 16:59
日時: 2011年04月17日 16:59
繰り返しますが、抗鬱薬は正しく用いれば
> 一時的にはその人を元気にするけれども、
> その後で激しい落ち込みに向かわせ、鬱状態にする。
などといったことはありません。
勿論、減薬に失敗して、鬱状態の増悪を来す事もありますが
抗鬱薬自体にそのような作用が在るわけではありませんので。
投稿者: 中川剛 | 2011年04月18日 00:13
日時: 2011年04月18日 00:13
中川さま
抗鬱剤は「正しく」用いれば、というところは同意します。
問題は、「正しく」ということが、
どれくらいあるのか、ということです。
そして、その人の人生が結局どうなるのか、
ということです。
私のところにいらっしゃる方々は、
抗鬱剤が「正しく」使われていない結果として、
いらっしゃった方ばかりですから、
本当に全体としてどれくらいいらっしゃるのかは、
わからないところがあると思います。
抗鬱剤投与がどのような結果になりやすいか、
ということについては、
複数の精神科医から聞いた話ではありますが、
この話のポイントは、
「抗鬱剤」にあるわけではないので、
編集させていただきます。
それから、
「抗鬱剤自体にそのような作用があるわけではない」
という言葉です。
おっしゃりたいことは分かりますが、
「自体」とは何かは、
慎重に考える必要はあると思います。
投稿者: 永松昌泰 | 2011年04月18日 07:06
日時: 2011年04月18日 07:06
> 抗鬱剤は「正しく」用いれば、というところは同意します。
永松学長がそう思ってらっしゃるとは、正直なところ意外でした。
もしそう思ってらっしゃるのでしたら、鬱の訴えでホメオパスを訪れた方に対しては「抗鬱薬を自己判断で中止する事は絶対にしないように」指導するようハーネマンアカデミーオブホメオパシーでは教えていらっしゃるのは当然の事と期待します。
何しろ、抗鬱薬の最も「正しくない」使い方は自己判断での中止ですから。
投稿者: 中川剛 | 2011年04月18日 10:34
日時: 2011年04月18日 10:34
そうですか・・・
「正しく」用いれば、というところの意味を、素人の自己判断だけに限定されたいのですね。
そして、「抗鬱剤を自己判断で中止することは絶対にしないように指導する」と書かれていますが、「絶対」という言葉を使われる以上、その前提として、医師の処方が常に「絶対」に正しいものでなければなりません。
果たして、本当にそうですか?
ハーネマンアカデミーでは、病院にかかられていらっしゃるクライアントさんの投薬については、基本スタンスとして、何も変えないことを指導しています。その投薬の内容が何であれ、現在それでやってきているバランスというものがあるからです。
しかしながら、経過がどうもおかしい、明らかに医原病の可能性が高い、という場合には、卒業生や在校生の医師などの意見を聞いて、医師を変えることをアドバイスする場合もありますし、その医師に受診することもあります。
そういう場合には、投薬を中止しただけで治癒に至る場合も多くあります。
抗鬱剤に関してですが、専門家が首を傾げるような処方が、相当数の医師や病院から出ていることは、ご存知だと思います。また、医師の薬に対する知識の実態も、ご存知だと思います。医師は医学の専門家ではあっても、薬の専門家ではないからです。
そこについて、ここで突っ込みたくはありません。医師であれば、そんなことはご存知であるはずだからです。
確かに完全な素人判断の中止は危険ですが、そうなってしまう背景の一つには、そのような実態もあります。
あってはならないことですが、抗鬱剤を自己判断で中止しただけで、治った人も少なからずいらっしゃるのも事実です。
投稿者: 永松昌泰 | 2011年04月20日 01:27
日時: 2011年04月20日 01:27