没後150年 歌川国芳展[ Kuniyoshi: Spectacular Ukiyo-e Imagination ]
【大阪展】 2011.4.12|火|-6.5|日|大阪市立美術館 ※会期中、展示替えを行います。4月12日(日)~5月8日(日)後期:5月10日(火)~6月5日(日) 【静岡展】 2011.7.2|土|-8.28|日|静岡市美術館 【東京展】 2011.12.17|土|-2012.2.12|日|森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ)
代表作から新発見の作品まで計400余点を堂々展示!! 幕末の奇才 歌川国芳の全貌が明らかに!!
歌川国芳(寛政9[1797]-文久1[1861])は、画想の豊かさ、斬新なデザイン力、奇想天外なアイデア、確実なデッサン力を持ち、浮世絵の枠にとどまらない広汎な魅力を持つ作品を多数生み出した絵師です。その作品は、浮世絵ファンのみならず、現代のデザイン関係者や若い世代の人々にも大いに注目されています。国際的にも高い評価を得ており、2009年にはロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで大英博物館所蔵品による「KUNIYOSHI」展が開催され、COOLな浮世絵として評判を呼び、この展観は2010年にはニューヨークでも開催されました。
国芳の魅力は、なんと言っても、その画想の自由さ、豊かさ、限りなく広がるイマジネーションの世界にあります。物語の夢と冒険とロマンの世界を具現化する手腕においては、国芳は他に並ぶ者のいない卓越した才能を示し、まさに、江戸のグラフィックデザイナーとも称すことができます。
2011年は国芳の没後150年にあたります。本展はこれを記念し、国芳の代表的な作品は勿論、これまでの展観では未紹介であった傑作、新発見の優品の数々を含む400余点を展観し、国芳の多様な画業をふりかえり、新たにその全貌を明らかにしようとするものです。今回の展覧会が国芳の魅力を堪能できる稀有で貴重な機会となることは疑えません。
皆様のご来場をお待ちしております。
【上段左から】おぼろ月猫の盛(部分)/ 国芳もやう正札附現金男 野晒悟助(部分)/ 猫と遊ぶ娘(部分)/ 通俗水滸伝豪傑百八人之一個 浪子燕青
【中段左から】五代目市川海老蔵の民谷伊右衛門・三代目尾上菊五郎のお岩亡霊(部分)/ しんば連 魚かし連 市川三升へ送之(部分)/ 東都富士見三十六景 新大はし 橋下の眺望(部分)/ 二十四孝童子鑑 大舜(部分)
【下段左から】金魚づくし いかだのり(部分)/ 坂田怪童丸(部分)/ 川口屋版武者絵シリーズ 天竺徳兵衛(部分)/ 其面影程能写絵 たいこもち・弁けい(部分)