月経周期が乱れがちで、痛みも毎回つらく、月経前になるとむくんだりイライラすることもしばしば。ひょっとしたら、調子がいい期間はすごく短いかも――こんな不調を、「体質のせい」と諦めていない?
「月経にまつわる不調には食生活が大きく関わる」と指摘するのは新宿溝口クリニック・チーフ栄養カウンセラーの定真理子さん。「月経不順や月経痛に悩んで受診する人に血液検査を行うと、たんぱく質と鉄が不足している人が圧倒的。たんぱく質は女性ホルモンの材料となり、鉄は子宮内膜や血液に欠かせないため、これらの不足が女性ホルモンのバランスや子宮内膜の状態を悪くする原因になっている」と話す。ダイエットで肉など動物性たんぱく質を控えている人や、パンや甘い物、麺類だけの食事が多い人は要注意だ。
さらに、「月経周期に応じた栄養をプラスすることも大切」と話すのは、管理栄養士の鶴田麻里子さん。「不調は体を振り返るきっかけになる。冷えやすい時期、むくみやすい時期など、月経周期に合わせて必要な栄養素を補うことによって不調が和らいだり、ダイエットが成功しやすくなったりする」と鶴田さんは話す。
それぞれの時期ごとに必要な栄養素をしっかり押さえた朝夜とおやつレシピを、紹介するので、試してほしい。
周期のどのタイミングでも補給したい
女性ホルモンや元気な子宮・卵巣づくりのベースとなる栄養素
周期に合わせて補給したい
不調を軽くする栄養素
「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス誌面でどうぞ。」