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【サッカー】

本田が圧勝宣言、進化と真価見せる

2011年6月6日 紙面から

チェコ戦に向け、練習する本田=横浜市内で

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 日本代表は5日、キリンカップ最終戦のチェコ戦(7日・日産ス)に向け、横浜市内で約1時間半練習した。ザッケローニ監督は新システム「3−4−3」の攻撃練習に多くの時間を割き、連係を深めた。FW本田圭佑(CSKAモスクワ)は3カ月後に控えるワールドカップ(W杯)予選ではなく、3年後のW杯本番を見据え、「圧勝したい」と公言した。

 鋭利な刃物のように眼光は鋭く体中から放つオーラは既に臨戦モードだった。

 「(チェコには)圧勝したい。そんなに甘くない部分もあるけど。(代表戦は)常に大事だが、勝利にも内容にもこだわってやっていきたい」

 戦術練習では「3−4−3」の右FWの位置に入り、ザック監督からボールを受ける前の動き方に対する細かな指示を受けた。そこに迷いはないが、斬新な新戦術とあって、たとえ本田といえども例外なく攻守で手探りの状態だ。

 「やり始めたばかりで、たくさん難しいことがある。なにせ準備期間なので、いろいろなトライをしていけたらなと」

 高度な戦術に挑戦する意義、意味を本田自身はどうとらえているのか。そこから導けば、「圧勝発言」の意図が見えてくる。

 「なめているわけではないけど、W杯予選は勝って当たり前。さらにその先を考えるべき。ただ、W杯予選できちんと勝つのと、W杯で勝つサッカーは違ってくる、応用していく必要があるけど、応用するのは意外と難しいんで」

 アジア予選を抜けるための練習ではない。W杯を戦い抜く戦術であり、そのための準備期間という認識にほかならない。だからこその“大放言”。「3−4−3」の真価とチームの進化を本田がチェコ戦で証明する。 (松岡祐司)

 

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