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【大リーグ】

松井 自己ワースト19打数無安打 20打席ぶりHも7打数1安打

2011年6月6日 紙面から

レッドソックス戦の8回、遊ゴロ併殺打に倒れ、顔をしかめるアスレチックス・松井=フェンウェイ・パーク(共同)

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 久々の安打にも笑顔はなかった。延長11回2死一塁の第6打席。アセベスの90マイル(約145キロ)の速球を捉え、一、二塁間を鋭く破る右前打だ。メジャー自己ワーストの16打数無安打を更新し、19打数まで伸ばしてしまった不名誉な記録がやっと止まった。「あの打席はいいバッティングだった。こういうのを続けていきたい」。5月27日以来、実に22打席ぶりの「H」ランプだった。

 それでも、信頼を得るにはほど遠い。7打数1安打で打率は2割1分3厘。この日も絶好機で倒れた。9回、4点差を追い付き、なおも2死一、三塁。1ボール2ストライクから、右腕ジェンクスのワンバウンドするスライダーにバットが回る。ところが、捕手が後逸していたのに、松井は走り出すのが遅れ、一塁でアウト。セーフなら勝ち越しだったシーンを「審判が『(バットが)止まった』と言うのを期待した。慌てて走ったけど、ちょっと間に合わなかった」と振り返ったものの、後の祭りだった。

 1、2打席目は先発ベケットの初球を「甘く入ってきたので打ちにいった」と積極性を見せた。しかし、結果は詰まった二ゴロと右飛。「2つとも予想よりカット気味に入ってきた。ちょっとずれちゃいました」。狙った通りの球を仕留めきれない。「僕の問題もある」と、上がってこない打撃状態に、もどかしさは募るばかりだ。

 チームも5連敗で、地区首位レンジャーズとは6差に。これ以上引き離されれば、チームは一気に来季に向けた“再建モード”に突入する事態も考えられる。松井の処遇も例外ではない。早期の不振脱出がますます急務となってきた。 

 

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