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【プロ野球】

楽天 18安打でも負けた 球団初の屈辱

2011年6月6日 紙面から

ヤクルト−楽天 ヤクルトに大量リードを許し、ベンチでうなだれる楽天・星野監督=神宮球場で

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◆ヤクルト13−5楽天

 9回2死、鉄平が左飛に倒れると、楽天・星野監督はみけんにしわを寄せ厳しい表情を見せた。毎回の18安打を放ちながら、毎回の14残塁で大敗。指揮官は神宮球場の三塁ベンチを真っ先に飛び出すと、フェンスに沿って左翼方向に真っすぐ堂々と歩いた。ファンから罵声を浴び、報道陣から質問を受けたが、終始無言を貫いた。

 打ち勝ちたい試合だった。試合前に、田淵ヘッドの打撃コーチ兼任の肩書を解き、本西打撃コーチ補佐を打撃コーチに昇格させる人事が発表された。

 この人事について米田代表は、田淵コーチをヘッドに専念させることのほかに「打撃不振の解消」に狙いがあるとはっきり説明した。

 主砲の山崎は「俺たちが打たないから…。申し訳ない。いい方向ではない」と苦渋の表情。ベンチから何度も飛び出し、打者に助言を送った本西打撃コーチは「最後までヒットが出ていた。明日からのきっかけになれば」と前を向いたが、18安打を放っての敗戦は、球団史上初の屈辱だ。2009年4月25日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で17安打4得点で敗れたのを上回る効率の悪さ。借金は6に膨らみ、最下位ロードにはまりつつある。 (後藤慎一)

 

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