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【プロ野球】

ああ暗黒虎 2年ぶり借金10 今季最多14失点

2011年6月6日 紙面から

阪神−オリックス ベンチ前でうつむき、沈んだ表情の真弓監督=甲子園球場で(岡本沙樹撮影)

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◆オリックス14−3阪神

 4万6000人を超す大観衆も、8回裏を迎えたころには半数近くになっていた。それもそのはず。オリックス打線に思うように打ちのめされ、今季最多の14失点。試合終了時にはもうメガホンも飛ばない。怒号も響かない。熱烈な虎党はあきれの境地へ達していた。

 「ちょっとね…。あそこまでとはね」。真弓監督が戸惑いを隠せなかったように、ローテーションの軸の1人である久保が大誤算だった。試合後に左脇腹付近を痛めていたことが判明したが、1回に5点を失うと、2回は1死もとれず降板(合計7失点)。序盤の大量失点でゲームは壊れ、小嶋、若竹が火に油を注いだ。

 せめて打線の反発があれば、虎党も少しは浮かばれたはず。だが、久々の金子千の立ち上がりを攻めたとはいえ、その後はいつものありさま。観戦していた虎の総帥である坂井オーナーが「(あれこれ)言えるようなゲームじゃなかったから…」と、足早に球場を後にしたのも無理なかった。

 借金は09年8月23日以来の2桁、10に達した。首位・ヤクルトとはゲーム差が8に開き、横浜が勝ったため最下位に転落した。

 真弓監督は「早く立て直して、(借金を)少しずつ減らしていかないといけない」と言ったが、一向に返済プランは見えてこない。このままでは早々と虎が死に体となってしまう。 (島田明)

 

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