タウン事情 有象無象の様子
ホームタウンに設定したタウンには帰還呪文という、どこにいてもそれさえ使えばホームタウンの入り口に転送されるというものがあります。移動は一瞬でした。
僕たちが選んでいるホームタウンはアルファといいます。高層ビルと巨木が立ち並びツタが絡まる独特の外見をしています。
道端にはプレイヤーらしき人達が呆然と座り込んでいたり、泣き喚いていたりします。皆混乱しているようです。無理もありません。
いちおう武装していますが、刺々しい雰囲気は感じます。もっともタウンの中は戦闘禁止です。戦闘行為を行いますと強制的に牢屋にテレポートさせられます。そのシステムが生きていれば手は出してこないでしょう。
「裕也くん、着替えなかったのですか?」
ジュ姐は鎧姿ですが、裕也ことマリーはメイド姿です。ちなみに魔法の加護つきで皮鎧程度の防御力のあるものです。メイド服で戦闘するためのアイテムです。なんかミセパン(女子専用)というアイテムもあります。こういうニーズがあることがなんとなく嫌です。
「……着替えがねぇよ。知ってんだろ、露出の多い服しかねえんだ」
ネカマとしてエロかわゆく振舞っていたせいですね。自業自得です。
「帰りに買いましょう」
目指す会館はタウンの中央にあります。東側に大聖殿、南側にマーケット、西側には宿街、北側には広場があります。
タウンの中央に向かう途中、野次を浴びせかけられました。
「よう、兄ちゃん。女二人連れていい身分だな」
「こっちにも回してくれよ」
「姉ちゃん、仲良くしよーぜ」
ヒュウヒュウと口笛が鳴らされる。
「うるせぇよ!」
裕也が怒鳴り返しました。ぎっと睨みつけられて、男達が変な顔をしました。
だって男声だもん。
というか、いつものようには対応できないようです。彼もいっぱいいっぱいなのでしょう。
「裕也くん、彼らの言う兄ちゃんって僕のことだよ。君は女の子」
「いまはマリーだからね」
ひくくっとマリーが引きつった。
ネカマの悲しさだねぇ。
「もしかして“贋物”マリーか?」
声をかけられてマリーが振り向きました。僕らもつられて振り向きました。
『クリエイト・ニレミアム』のグラフィックは秀逸です。キャラクターの姿は大概美形ばかりです。
見上げるような長身に鎧の、銀髪の貴公子のような青年がいました。
眼鏡です。眼鏡が似合います。ゲームにおいて眼鏡はファッションでしかありません。キャラクターに視力の補正はないのです。かく言う僕も伊達です。
というか眼鏡萌えです。
グラフィックはパターンがあるので似通ったキャラクターはたくさんいるのですが、誰だか分かったような気がします。
「“狂戦士”ヴォルグ?」
ウィンドゥをひらいて確認しました。
戦闘系の大手ギルド『銀狼騎士団』のギルドマスターです。昔馴染みですが、こうして顔を会わせることになるとは思いませんでした。
有名人の登場に野次を飛ばした人達がこそこそ離れていきました。
「そういう君はクロウか」
ジロジロと僕を見るのは仕方ありません。僕だってガン見しちゃいます。
基本はキャラクターの容姿なのですが、本人の容姿が微妙に入り込むようです。僕のクロウも本来はもう少し男らしいはずでした。僕本人の容姿の補正が入ったのか中性的です。本人の容姿補正が入っても相変わらず僕のど真ん中です、この人。
「まさか、こんなふうに顔をあわせることになるとは思わなかったね」
「まったくだ……それで、どうなっている?」
「なにが?」
ヴォルグが複雑そうな顔をしました。
「…………体のことだ」
がっくりとマリーが膝をつきました。そっちのことですか。
「……クロウ・リーになってるよ」
「クロウは男で、マリーが本物になっているということか?」
そのとおりです。もう“贋物”ではありません。シクシクとマリーが泣きました。強く生きてください。
「そういうことです。今日はどうしました?」
「換金とマーケット品の引き上げと、情報収集だ」
「うちもです。情報交換しませんか? まず会館にいきましょう」
「いいだろう」
「マリー立てますか? 行きましょう」
マリーが力なく立ち上がりました。可哀相に。僕達は連れ立って会館に向かいました。
会館は各種施設の窓口です。二階からはギルドホームの入り口が並んでいます。
会館には現在何人のユーザーがアルファをホームタウンとしてログインしているかという表示があります。何人がこちらに来てしまったのかという確認もかねてました。
それを信じるのなら現在アルファには約一万五千人のプレイヤーがいます。付け加えるなら、ログアウトは不可能です。
ヴォルグがドロップ品の換金をしている間にマーケットの品物を引き上げる手続きをしに窓口に向かいました。
そこで出品物の取り下げをしている女性を見かけました。そそとした眼鏡の美女です。凛とした美貌は見覚えがあります。ウィンドゥで確認しました。
「『お茶会』のヘレーネさんですね」
「あら?」
少し間があってからヘレーネが応えました。ウィンドゥで確認したのでしょう。
「ごきげんよう、クロウさま。今日はどうなさいました?」
『お茶会』は二十人ほどの小さなギルドです。うちのギルドとは友好的な関係です。『ルナティック・ハッター』の『お茶会』と並んで揶揄されることもあります。偶然です。うちのノンプレイヤーのメイドがアリスというのも偶然です。偶然ということにしておいてください。ちなみに下男がハリスです。ネーミングセンスにおいてのツッコミは受け付けておりません。
「こんな状態ですからね、マーケット品の回収と情報収集にまいりました」
「あら、でしたらうちと情報交換いたしませんか? よろしければギルドホームへどうぞ」
『お茶会』のギルドホームは二階です。場所としては申し分ないのですが、もう一人いますので即答はできません。
「願ってもないことですが、『銀狼騎士団』のヴォルグさんもいらっしゃいます。あちらの意向もききませんと。あちらがよろしければ、一緒にうかがいたいと思います」
領地の収益は小麦や野菜の形で納められます。それは会館で換金するかマーケットに流してお金にするかしてます。僕らの場合税金として納められる小麦野菜などは会館で換金し、それ以外のワイン、チーズ、バター、ヨーグルトなどの加工品をマーケットに流しています。マーケットの商品は換金という買い取られた品物と、ノンプレイヤーキャラクターの造った品物か、委託で売られているプレイヤーの流した品物です。
僕達は委託の品物をすべて引き上げ、別名四○元ポケットと呼ばれる異次元バックに入れました。魔法の品物で、99品目の品物が99個まで入ります。それでいながら重さを感じさせません。まさに未来からきた猫型ロボットのポケットのようです。入りきらなかった商品は貸し金庫に預けます。
ヴォルグも品物を引き上げ合流しました。異存はないそうなので、『お茶会』のギルドホームにお邪魔します。
『お茶会』のギルドホームは四つの部屋と広間、倉庫と厨房からなるようです。食料アイテムは厨房に専用の貯蔵場所があります。冷蔵庫なのですが、入るアイテムの量はそんなかわいいものではありません。これにオプションとしてお風呂とトイレがありますが、そういう無駄なスペースを作るのを嫌い、つけないギルドが多いそうです。だってたんなるオブジェクトだったので。
通された部屋は少女趣味のピンクとフリルとレースで構成されたお部屋です。ファンシーという言葉だけでは足りないような気がします。ヴォルグが居心地悪そうにあたりを見回しています。同じく居心地が悪いだろうマリーは……外見だけなら馴染んでいます。だってかわゆいメイドだもん。
『お茶会』のギルドマスターは向日葵という治療者の女性です。治療魔法を使える職業はいくつかあります。かくいう僕、補助魔法使いも使えますが、治療者はその技能に特化してます。
名前のとおり花かお日様のような笑顔で僕たちを迎えてくれました。
ヒマ姐さん、笑顔が眩しいです。
「よう来てくれたな。まま、座り。うちらの間や、遠慮はいらんて」
「お言葉に甘えさせていただきます」
僕達はそれぞれあいている椅子やソファに座りました。ひらひらレースのクッションが愛らしいです。
「ヒマちゃん、元気ないよ。大丈夫?」
「いやぁ、ジュっちゃんにはわかっちゃう? こっちも混乱してん」
ジュ姐さん、よくわかりましたね。僕は全然わかりませんでした。
「こっちは十八人ログインしてたん。全員こっちにきとるわ」
「こっちは八割がログインしていた」
何人とは言いませんでしたが、『銀狼騎士団』の八割というと、千人は軽く超えているはずです。規模が違いますね。
「うちは全員です」
全員でも五人ですが。
「もう、気がめいってな。夢なら覚めて欲しいわ。そりゃあ、現実世界が味気ないから『クリエイト・ミレニアム』しとったんよ。そんでもこれはないわぁ。死んだら現実戻らんかな?」
ヒマ姐さんが泣き言言ってます。ヴォルグが顔をしかめました。
「それはない」
『はい?』
その場にいた全員がヴォルグを見ました。
「……あの時、我々は低レベルのメンバーのレベルアップのため、狩をしていた。ちょうど戦闘中、突然ゲームが現実となり、混乱した。そのせいで死人が出たが、大聖殿で復活が確認された」
…………たんたんと……淡々と語られる言葉に絶句しました。とんでもないときに現実化したものです。
「……死ねん……ちゅうことかいな?」
「正しくは、死んでも復活するということですね。死ぬとどうなります? ゲームのシステムはどのくらい現実化していますか?」
「クロちん冷静やな~」
「死はほとんどゲームと同じだな。死体は光の粒子のようになって消え、所持金と所持アイテムの半数を撒き散らす。ペナルティについては実感がないそうだ」
ヒマ姐、僕より冷静な人がいますよ。
「モンスターも同じだな。ゲームと同じように素材やアイテムが手に入る。ただ……」
「ただ?」
なにを思い出したのか眉間のしわが深くなりました。
「戦闘をゲームと同じに考えない方がいい。あれは……あまりにも生々しい。戦闘中、ゲームでよくやってたようなウィンドゥをひらきっぱなしにするのは難しいぞ。言葉にするには難しいが……あれはゲームの戦闘とは別物だ」
「戦闘なさったんですね?」
ヴォルグが頷いた。
「僕は引率として低レベルのメンバーについていたんだ。パーティ外だが、危なくなったら助けに入る予定だった。現実化で混乱している隙に攻撃されて──助けに入ったんだが間に合わずメンバーが死んだ。あれは嫌なものだ」
重い言葉です。肝に銘じます。体験者の言葉なので。
「なんか怖いなぁ……死ねへんけど、生きてくのも大変そうや」
「戦わずとも生きていくことはできますけどね。資金はそのまま通用しているようですし、マーケットにも品物が溢れています。とりあえず寝るところにも食べるものにも困らないでしょう?」
僕がそういうと、ヴォルグとヒマ姐の顔が情けなさそうに歪みました。なにかまずいこといいました?
「ああ、クロちんはまだ知らんのやな。ヘレーネ、悪いけどお茶持ってきてや」
念話だったのでしょう。すぐヘレーネがお茶をもってきました。
「どうぞ」
ヘレーネが僕の前に紅茶をおき──僕は首を傾げました。違和感。なんでしょう? このお茶変です。
一口飲んだマリーが顔をしかめました。
「なんだよ、これ。湯?」
そうです。見た目こそ完全に紅茶ですが、紅茶独特の匂いがしません。
「あんなぁ、飲み物はみんな水と同じ味や。食べ物も全部同じ味するねん。うちら、ゲームが現実化したあと、落ち着こおもて、お茶にしたら飲みもんは水の味しかせえへん。食べもんは味のせん食感だけのもんや。ありったけの料理アイテム確認したでぇ」
「それはうちも確認した」
二人のギルマスとヘレーネが嫌そうな顔をしてました。
「うち、おいしいもん食べれんなんていややわ。なんね、なんの罰ゲームやねん」
「うっそぉ、味したよぉ」
ヒマ姐の言葉をジュ姐が遮りました。
そうです。おかしいです。ジュ姐がすでに食べ物を試して味がすると言っていました。
「あたし、果樹園の手入れ中に現実化したの。で、目の前の葡萄もいで食べてみたら、葡萄の味したよ?」
ヒマ姐とヘレーネ、ヴォルグが眼を見張りました。
このさい論より証拠です。僕はバックの中から引き上げたチーズを取り出し、ひとかけら短剣で削り口に放り込みました。
もぐもぐ、おや?
「味します。チーズの」
うちのチーズはこんな味なんですね。おいしいです。
「そんな馬鹿な!」
「え! 試しましたよ、チーズも」
「味、せんかったよね?」
ヴォルグが自分のバックの中からチーズを取り出しました。ヘレーネが厨房に引き返します。
ヴォルグのチーズと『お茶会』のチーズ、それに『陽だまり村』特産チーズを人数分だけ切って全員で試食しました。
まっずぅぅぅ! ヴォルグと『お茶会』のチーズ、味がしません。
「うえ、なんの拷問だよ」
「がまんできる程度ってのがよけい酷いわ」
マリーとジュ姐にも不評です。
ところが『陽だまり村』特産チーズだけが味がします。
「旨い……」
「美味しいですわ」
「なんでや、なんで味があるんや!」
他にも引き上げてきた『陽だまり村』の品物を試食してみました。不思議なことに、陽だまり村印の商品はみんな味がします。
なぜうちの商品だけが?
ヴォルグが突然肩を掴んで言いました。
「売ってくれ。倍だしてもいい」
アップで迫らないでください。胸キュンしたらどうするんですか? いまの僕は男なんですよ~。
「ああ! ヴォルちんずるい! うちんとこにも売ってや! 友達やろ?」
「そうですわ! 売ってくれますわよね?」
「と、友達価格で定価でいいです」
ヴォルグと『お茶会』に引き上げてきた商品の一部を販売しました。現金のみの販売とさせていただきます。チーズとバターとヨーグルト。ヴォルグだけがワインも購入しました。
まいどあり。お客様は神様です。
「どうしておたくの商品だけ味がするのでしょう?」
ヘレーネが首を傾げました。こっちの方が知りたいです。
「さあ?」
「わかんねえ」
「あたしは知らないよ」
うちの特産品と他の食料アイテムの違いですか?
なんなんでしょう? 謎です。
「そういえば、あの、クロウさま」
「なんですか?」
「おたくのマリーさまとクロウさまは、その、どうなっていますか?」
こっそりとヘレーネが聞きました。その質問今頃ですか。
マリーがぐれました。
「見てのとおりです」
『お茶会』のメンバーも僕達の性別が逆転していることは知っています。
「クロちん……ついているんか?」
ヒマ姐が声を落として聞いてきました。
「……ついてました」
きゃあ、と女子一同(マリーのぞく)が嬉しそうな悲鳴を上げました。今にも「みせて(特大ハート)」と言いそうなキラキラオメメはやめてください。
「ど、どんなん?」
「なにがですか?」
「ナニが」
きゃ~露骨といったのは誰でしょう? 空耳ですね。×つの? という言葉も空耳ですね。僕にはなにも聞こえません。
「どんなといわれても、自分のしかわかりませんから」
「ここ、一階にトイレがあるで」
ギルドホームにはトイレ風呂をつけていない場合が多いのだそうです。そこで今は一階の公衆トイレを利用している人が多いのだそうです。
ヒマ姐、僕に男子トイレでナニをしろと?
…………いつかはクリアしなければならない試練なのでしょうが、いまはスルーさせていただきます。
マリーが拗ねてソファでゴロゴロしています。ヴォルグがどこか遠くをみて黄昏ていました。現実逃避するとは軟弱な。
「これから大変ですわね」
ヘレーネさん、頬を染めながら期待を込めた瞳をしないでください。というか、ナニを期待しているんですか?
「そうですね。とりあえず、困りそうなことがひとつあります」
「なんですか?」
「下着です」
ずるっとマリーがソファから落ちました。
「下着?」
「は?」
全員意味がわからないという顔をしてました。気づいたのは僕だけですか?
「いちおう、今は全員着用していますよね」
「いややわ、クロちんのエッチ」
きゃらきゃらとヒマ姐が笑いました。
「ふざけていませんよ。女性用はミセパンとミセブラというアイテムが存在しますけど、僕の記憶している限りでは『クリエイト・ミレニアム』には男性用の下着アイテムは存在しません」
「…………あ……」
さすがにプレイ暦の長いヴォルグにはわかったようです。
「つまり、男性キャラは現在はいているものが一張羅になる可能性があります」
つまり今はいているものを洗うときには替えがないということです。
嫌な予想です。全員が必死に覚えている限りのアイテムを思い出そうとしていますが、たぶんそうなるでしょう。
女子用にはなぜかミセブラとミセパンというアイテムがありますが(どんなニーズですか。マリーのようなネカマさんのリクエストですかね)、男性用のものはありません。
切実な問題です。
「ノンプレイヤーキャラクターもいますから、需要がないわけではないでしょうが、マーケットにはないでしょうね」
「NPC? あれはAIだろう」
プレイヤーは冒険者と呼ばれ、ノンプレイヤーキャラクターは自らを『コモン』と称しています。
「…………それはどうでしょう。領地を持っているとノンプレイヤーキャラクターと接する機会があるのはわかりますよね? 彼らも現実化したんじゃないでしょうか? 少なくとも感情も意思もあるように思われました。それをAI人形といえるかどうか」
マリスは僕に見詰められ、てれていた。出かけるまでに数人と接したり質問したりしましたが──あれを人形とはとても思えませんでした。
彼らは僕達に雇われているという自覚がありました。彼らの感覚からすると、いつものように暮らしていた僕らが突然同時におかしくなったという感覚のようです。
執事のセバスチャンやアリスが心配していました。
「クロちんとこの執事のセバスチャンというと、あの美青年やな」
「クロウさまでしたら、絶対眼鏡仕様になると思いましたのに」
「ジュ姐が僕とキャラかぶるからやめてって言ったんだよ。つけたかったな、眼鏡」
館を買い取ったとき、働くNPCの外見を選べます。僕は執事をとりました。
ロマンスグレーと迷ったのですが、黒髪黒瞳の白皙の美青年にしました。執事なので名前はセバスチャンです。これは譲れません(なぜ?)。他のセバスチャン(?)と区別するためノワール・セバスチャンと名づけました。名前の元ネタはわかっても沈黙してください。できれば眼鏡にしたかったです。せめて片眼鏡でも。でも、まあ、満足しています。
ちなみにメイドはマリーが取りました。金髪碧眼で巻き毛のアリスちゃんです。男の妄想の産物ですね。なんでもルナティック・ハッターにはアリスがいないとだめなんだそうです。その根拠はなんでしょう?
猫はいますが、双子はいませんよ。
下女はランちゃんです。アマクサ命名。
下男はジュ姐が名づけました。ハリスくんです。
料理人はソウセキ老師が名づけました。ヤンさんです。
ワだけはちょっと変則的ですが、アカサタナハマヤラワ、コンプリートです。
……だからネーミングについてのツッコミは禁止です。
「……とにかく、情報交換をしないか? こちらでわかったことは教える」
NPCの話で盛り上がっていた僕らはヴォルグの呆れたような声にはっとしました。
「ええ、こちらもお願いします」
「うちらもそれでいいわ」
お待たせしました。二話目です。ネーミングについての突っ込みは禁止です(笑)ガールズ(?)トーク少し。
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