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2009年5月 5日 (火)

「ハイブリッドカーはエコ」は大嘘

090505   結論から言うと現行のハイブリッドカーは決してエコではない。巷で言うエコとは「地球環境に優しいエコロジー」と「財布に優しいエコノミー」の二つの意味があると思うがこの2点において本当はエコではないと言うことだ。いつの間にやら幻想だけが一人歩きしている。

 自動車雑誌の記事によると年間走行距離平均4万キロを超えるアメリカ南カリフォルニアでもプリウスもインサイトもハイブリッドカーは今のガソリン価格を考慮すれば普通の車に比べて割高で元が取れないと判断されて一般ユーザーは見向きもしないという。ハイブリッドカーがエコだと思ってるのは日本だけのようだ。(欧州もハイブリッドはあくまで補助的なシステムで日本のようにメインに押し出していない)

 では現行ハイブリッドカーのどこが問題なのか? 一つは製造から、廃棄、再資源化にかかる費用を含めてのトータルでの環境負荷。二つ目は実体はたいしたことのない燃費であろう。

 一つ目の環境負荷。普通の車には無い特殊な電池、モーター、それらの制御系の部品製造にかかる資源やエネルギーなどのコスト。それに伴うCO2排出量の増加。さらに電池やモーターは性能を上げるための特殊設計で極めてリサイクルが困難なこと。現状ではハイブリッドカーが普及すればするほど電池やモーターが寿命を迎えたときリサイクルできない産業廃棄物が大量にあふれ出る可能性が高い(もちろん将来安価にリサイクルできる技術が開発されれば問題は解決するが)。トータルで見ると普通のガソリン車よりCO2排出量が大きく環境負荷が高いことになる。

 そして二つ目の燃費。ハイブリッドカーの燃費は非常に良いと言うイメージだがそれはカタログ上のモード燃費の話。実際にはドライバーの運転の仕方で燃費は大きく変わる。プリウスやインサイトは同じ車種のガソリン専用車がないので直接比較できないのだが大事なのは実際に走った時の実用燃費である。これは1,200cc~1,500ccクラスのフィットとかデミオとかスィフトのようなコンパクトカーと同レベルか少しいいくらいで決して飛びぬけて凄い燃費でもない。つまりこれらコンパクトカーに比べて百万円以上も高いプリウスやインサイトを買うと相当距離を走らないとユーザーは元は取れないのだ。一年に数千キロから1万キロくらいしか走らない一般的なユーザーが数年くらいで買い換えると実質大幅赤字となるだろう。

 したがって現時点では実用燃費の良いコンパクトカーや軽自動車を大幅値引きで安く買って乗るのが一番環境にも財布にも優しい「エコロジー」&「エコノミー」を実践できるということは頭に入れておいたほうが良い。それでも「周りに自慢したいので先進イメージのハイブリッドカーに乗りたい!」と思う人もいるだろう。別にそれはそれでかまわないと思う。ただ実体を知った上で自分の意思で選択すれば良いのだ。少なくともそれで後から「騙された!」と臍をかむことはないだろう。それが賢い消費者だ。

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コメント

プリウスと白血病・プリウスと電磁波・プリウスとリチウム・リチウムとレアメタル・レアメタルと自然破壊。

電磁波ですか・・ 
確かに普通の車も出してますがハイブリッドは電制の塊みたいなもんで
たくさん出してるでしょうね。
くわばら、くわばら、桑原和男。

プリウスのバッテリーのリチウムを取る為に大量に山を採掘してますエコカーポイントでエコカーポイント新車を見かけるけど自動車メーカー大喜びあれだけ新車を造ると逆に反エコでは?物は大切に永く使いましょうね。自動車メーカーに騙されな。

いらっしゃいませ、白血病プリウス号さん。
なんかすっごいHNですね。(笑)

残念ながら現行HVカーは資源無駄遣いなのは間違いありません。
既存のガソリンエンジン技術でもプリウス並みの実用燃費を叩きだせるので何をかいわんやです。
車体の軽量化、アイドリングストップ、空燃費を理想状態にする・・だけでもかなりの改善がなされます。
マツダがかなり真面目にこれらの技術に取り組んでますね。
おそらく遠い将来は街中は電気自動車、都市間高速交通は燃料電池車、水素燃料車になるんでしょうが
ガソリン、ディーゼル等の内燃機関の時代がまだまだ続くでしょう。

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