現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス・経済
  4. 産業・経済
  5. 記事

関西電力、大口需要先に節電打診始める

2011年6月4日12時25分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 関西電力が、企業の工場など大口需要先に対して、節電の打診を始めたことが4日、分かった。

 関電の計画では8月のピーク時の供給能力は3381万キロワットで、最大需要は3037万キロワット。しかし、福井県の原子力発電所が定期検査終了後も地元の同意が得られず稼働しない場合、供給が需要を下回る可能性がある。

 このため、販売電力量の約3割を占める契約電力500キロワット以上の大口需要先に対して、夏のピーク時の電力使用量を抑えることができるかどうか、問い合わせを始めた。関電側からは、工場を夜間や休日に操業すれば、料金が安くなる契約などを提案しているという。

 すでに関西広域連合などが家庭やオフィスに節電を呼びかける方針を決めているが、関電側はこれまで、6月中は需給が逼迫(ひっぱく)しないことなどを理由に節電の呼びかけは控えていた。関電幹部は4日、「節電要請の可能性があるという説明の一環で、ピーク時にどう使用を抑えるかについても話をしている」と語った。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

大震災が日々の暮らしを大きく変えた。「3・11」を境に、意識や価値観はどう変化したか?

被曝線量増加で新たな人手が必要に。だが、作業員を送りたくても、送れない現実とは。

「いつかは来る」と懸念される首都圏直下型地震はやってくる? 不気味な兆しとは?


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介

ビジネストピックス

クラウド・コンピューティング特集

新たなIT時代を読み解くキーワード「クラウド」を理解するには?