米軍基地周辺 深夜・早朝の騒音増

2011年4月29日 09時18分このエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 沖縄防衛局の真部朗局長は28日の定例記者懇談会で、米軍嘉手納基地と普天間飛行場周辺の2010年度航空機騒音測定結果を発表した。「うるささ指数(W値)」が住宅地域の国の基準(70以下)を上回ったのは嘉手納基地で14測定地点中8カ所、普天間飛行場で4カ所中2カ所の計10カ所で、前年と同じだった。

 W値が前年度を上回ったのは嘉手納で8カ所、普天間で3カ所あった。午後10時~午前7時の深夜・早朝帯の騒音発生回数は、普天間が全地点で前年度を上回り、嘉手納でも14地点の総計では前年度を6%上回った。真部局長は「全体を通してみれば、おおむね横ばいが続いていると考えている」と説明した。

 また真部局長は、米側の内部資料で、普天間移設に関して今秋にも名護市辺野古で大規模な擁壁工事が予定されていると記されていることについて「そういう予定は承知していないし日本側も計画していない」と否定した。嘉手納基地周辺でエンジン調整などの地上音測定機器を設置する計画については「夏ごろから測定を始めたい」とした。

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