南三陸町 仮設住宅入居求め説明会
K10033279911_1106052303_1106052306
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

南三陸町 仮設住宅入居求め説明会

6月5日 19時33分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で、町内の仮設住宅に当選した世帯のおよそ70%がまだ入居しておらず、町は5日、当選者を集めた説明会を開き、1週間以内に入居しなければ、部屋を明け渡してほしいと求めました。

南三陸町では、抽せんに当たった被災者が仮設住宅に入居できますが、町内4か所の仮設住宅に当選した300世帯のうち、およそ70%に当たる200世帯ほどがまだ入居していません。町では、抽せんに外れた住民から不満の声が出ていることから、5日、町内4か所で当選者を集めた説明会を開き、1週間後の12日までに入居しない場合、部屋を明け渡してほかの人に譲ってほしいと求めました。入居が進まない大きな理由は、仮設住宅に入ると食料などの生活物資が支給されなくなることがあるとみられていて、5日の説明会でも、仮設住宅へも食料などの支援を続けてほしいという声が上がっていました。説明会のあと、南三陸町の西城彰建設課長は「仮設住宅への入居が進むよう、どのような支援ができるのか検討したい」と話していました。