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東播磨

“ビジュアル系”演歌歌手 地元・加古川で活動 

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高齢者福祉施設を訪れ、熱唱するハヤトさん=高砂市中島1(撮影・大城周子)

高齢者福祉施設を訪れ、熱唱するハヤトさん=高砂市中島1(撮影・大城周子)

 女装をして、しっとりと演歌を歌う男性歌手がいる。加古川市のハヤトさん(31)。5年前に東京での芸能生活に区切りをつけ、帰郷した。今は加古川を中心に、全国のカラオケ喫茶やスナックを回るとともに、高齢者福祉施設で慰問公演もしている。「育ててもらった地元に恩返しをしたい」と、郷土愛を胸にマイクを握る。

 ハヤトさんは浜の宮小学校を卒業。芦屋大学付属中学校(現・芦屋学園中)に通っていた15歳の時、姫路のカラオケ大会で作曲家叶弦大さんにスカウトされ、16歳で弟子入りした。叶さんの静岡県の自宅に住み込みで3年間、演歌歌手の修行をした。

 女装で歌う芸風は、その頃から。当時、男性が美しく着飾って歌う「ビジュアル系バンド」が人気を集めており、その演歌版を目指した。

 20歳の時、民放のドラマの主題歌「もう、ひとりじゃない」で、ホリプロからデビュー。バラエティー番組やドラマの出演は多かったものの、歌手の仕事は少なかったという。大好きな歌で身を立てたいとの思いが募り、5年前に叶さんの事務所に移籍。拠点を加古川市内に据えた。

 巡業で全国を回る中、歌が好きだった祖父を3年前に亡くし、続いて昨年、祖母も失った。祖父母のことを思いながら、今年4月から高齢者福祉施設をボランティアで回り始め、歌でお年寄りを元気づけている。

 「一緒に口ずさんだり、手拍子をたたいたり。喜ぶ笑顔に、こちらが元気をもらう」とハヤトさん。持ち歌に加え、懐メロも披露するステージは好評で「次はいつ?」と声をかけられる。男性と明かすと、一様に驚かれるという。

 「演歌の仕事は、歌で全国を回るのが基本。人との触れ合いがある。加古川を中心に回りつくしたい」。ハヤトさんは意欲を燃やす。

(黒田恵子)

(2011/06/04 09:15)

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