千葉県議選:浦安市選挙区の投開票 10日には実施されず

2011年4月9日 2時30分 更新:4月9日 9時30分

 第17回統一地方選の前半戦として告示された千葉県議選浦安市選挙区の投開票が10日に実施されず、再選挙になる見通しとなった。松崎秀樹市長が大震災による液状化被害を理由に、県議選の選挙事務をする市選管に協力しない姿勢を崩さなかった。告示された選挙が投開票されない「前代未聞の事態」(総務省)となる。

 同選挙区は定数2に対し現職2人、新人1人が立候補。立候補届け出は県選管で受理したが、市選管は市長から必要な職員を出してもらえず、投票整理券の郵送などの選挙事務をしていない。事前に頼んでいた投票所立会人の一部も別の予定を入れていて、新たな人選が難しいなどの理由から市選管幹部は「投開票事務はできない」としている。

 県選管によると、公選法の規定により、投開票されなければ12日の選挙会で当選人なしと正式に決まる。その後、2週間の異議申立期間を経て50日以内に再選挙が行われる。立候補した現職2人の任期は今月29日に満了するので、市に県議がいない空白期間が生じてしまうという。【荻野公一】

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