和田春樹氏インタビュー(上)

光州で「アジア共同体論」について特別講義

 日本の代表的な進歩的知識人とされる東京大学の和田春樹名誉教授(73)は「北朝鮮の三代世襲、成功は難しいだろう」と予想した。

 1日に湖南大学で「アジア共同体論」の特別講義を行うため光州を訪れた和田氏は「金正日(キム・ジョンイル)総書記はつらい時代を経験し、若いころからさまざまな分野で力を発揮したが、金正恩(キム・ジョンウン)氏ら3代目は王子様のように成長し、何の訓練も受けていない。そのため以前とはまったく状況が異なる」と述べた。

 和田氏はさらに「竹島(独島)や北方領土などの領土問題は、“固有の領土”という考え方を捨て、現実的な観点から“共同管理・共同収益”の方式で迅速に解決することが望ましい」「日本は韓国の独島領有権を認め、日本の漁師が(独島周辺海域での)漁業権について一部保証を受けることの方が現実的だ」と語った。

 以下は、和田氏へのインタビュー内容

最近、東日本大地震や津波による被害への支援をきっかけに、韓日関係が好転するかのように思われたが、独島問題で再び後戻りしているようだ。

 「残念なことだ。日本は隣国の韓国、中国、ロシアのいずれとも領土問題を抱えている。友人はいないと思っていたが、震災のときには各国が救助隊や支援を送ってくれた。このようなときこそ問題を解決しなければならないのだが、日本政府はこれまで染み付いてきた“固有の領土”という考え方から抜け出せない。領土問題は各国の主張を織り交ぜた上で、“共同管理・共同収益”という方法で解決していかなければならない。竹島や北方領土の問題については、韓国とロシアの領有権を認め、共同開発を行う方式が望ましい」

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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