東南アジア諸国連合(ASEAN)の若者たちが4日、東日本大震災の被災地支援として石巻市内で避難所周辺の泥や震災ごみの片づけと炊き出しのボランティア活動をした。
ASEANのスリン・ピッスワン事務総長が加盟諸国の心を被災地に届けようと各国に呼びかけ「ASEANユース親善キャラバン隊」を結成。タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンなど加盟10カ国の41人と在日留学生ら約30人が、日本財団の協力で石巻市不動町で避難所周辺の泥かきや震災ごみの撤去作業をした。
泥かきにはスリン事務総長や日本財団の笹川陽平会長のほか、タイの人気女優とインドネシアの国民的歌手も参加。近くの空き地では各国料理の炊き出しや、民族衣装をまとっての伝統舞踊、民族楽器演奏も披露。被災者たちを楽しませた。【石川忠雄】
毎日新聞 2011年6月5日 地方版