東京電力は5日、福島第1原発で作業をしていた40代の男性2人が体調不良を訴え、病院に搬送されたと発表した。意識はあり、放射性物質による身体の汚染はなく、東電は「熱中症ではないか」としている。
東電によると、2人は電源ケーブルの敷設作業中の午前10時ごろと同10時15分ごろ、「気分が悪い」と訴えた。敷地内で医師の診察を受けた後、病院に搬送。この日の被ばく線量はそれぞれ、0.08ミリシーベルトと0.11ミリシーベルトだった。5日の敷設作業は中止となった。
毎日新聞 2011年6月5日 18時30分