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長野県内ニュース

栄村の復興、七福神に祈願 長野の有志が寺社巡り 06月05日(日)

恵比寿を祭る西宮神社でおはらいを受ける参加者たち

 住民有志でつくる「歴史の町長野を紡ぐ会」は4日、県北部地震で被災した下水内郡栄村の復興を祈願する「七福神めぐり」を長野市の善光寺周辺などで開いた。参加者30人余は、七福神を祭った寺社を順に訪ね、合間に栄村復興支援機構「結い」で活動する楡井将真(にれいしょうま)さん(24)=新潟県津南町=と、同村青倉地区の実家が全壊したイラストレーターの前川由美子さん(36)=長野市=から被災地の状況を聞いた。

 「紡ぐ会」代表の小林玲子さん(59)=同市=は5月上旬、郷土史研究会の用事で同村を訪れた際、被災の状況を見て支援を決意。定期的に開いていた七福神めぐりを、復興を祈り義援金を募る機会にすることにした。

 参加者はJR長野駅前から善光寺まで歩き、同会のメンバーが各寺社で祭りなどについて説明。恵比寿を祭る西宮(にしのみや)神社の社務所で楡井さんらが話をした。楡井さんは、地震で傾いた家を住民たちがジャッキで持ち上げて直したことに触れ、「『もうちょっと俺は頑張ってみるよ』と言ったのを聞いて、栄村の村民は強いと感じた」と話した。

 前川さんは実家の壁に、住民同士の結びつきを大切にしたいと、村歌の一節「我(われ)ら相寄(あいよ)り 村を成し」と書いた垂れ幕を掲げたと説明。「今までよりも良い村になってほしい」と話した。

 義援金は5万5200円集まり、「結い」に贈った。


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06月05日(日)の県内ニュース

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