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【サッカー】

<目撃者>「ザック理論」 さぁチェコ戦でトライしよう

2011年6月5日 紙面から

 根拠も理屈も理解した。でも、「ザックの理論」が手足の先まで染み渡るにはもう少し時間と実戦が必要のようだ。連日続く新戦術「3−4−3」の習熟練習。DF今野(FC東京)は手応えと不安の両面を抱える素直な心境を明かした。

 「やろうとしていることは分かるけど、連動するまでは…。パターンもあって、それができればシンプルにボールも運べる。ただ、まだ考えながらやっているので(プレー)スピードも出ないし、ぎこちないですね」

 サイドでの数的優位を攻守で活用、反映させようと、その詳細な方法論に関して、ザック監督の説明によどみはない。ただ、指揮官の指示に手足を縛られているわけではない。大胆なチャレンジという共通認識がチームの推進力、強みにもなっているようだ。

 長友の言葉を借りれば、「挑戦しないと失敗も起きない」「チャレンジしないと進歩も生まれない」。

 かのエジソンいわく、失敗は成功の母という。失敗という得難い糧があってこそ、大きな成功がもたらされることを忘れてはいけない。ザック監督は言う。「(3−4−3)システムが機能することではなく、前回よりも良くなっていることを期待している。機能するまでは期待していない」

 まるで、指揮官の「大号令」のように聞こえた。さあ、チェコ戦でトライして失敗しよう−、と。

 

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