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【サッカー】

内田 あえて“造反のススメ”

2011年6月5日 紙面から

チェコ戦に向け調整する(左から)長谷部、家長、内田

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 日本代表は4日、キリンカップ最終戦のチェコ代表戦(7日・日産ス)に向け、横浜市内で午前、午後の2部練習を行った。午後練習では故障離脱していたDF内田篤人(シャルケ)、MF長谷部誠(ウォルフスブルク)が完全合流。新システム「3−4−3」の組み立てやサイド攻撃に重点的に取り組む中、キーマンの内田は「自己主張」の必要性を説いた。

 負傷から完全復活したウッチーが、細かい指示を飛ばすザッケローニ監督に対し、“造反”を決意した。「ドイツ人やブラジル人と比べたら、日本人は指示を聞き過ぎる。自分がいいと思ったプレーをやればいい」と言い切った。

 穏やかな話ではないように聞こえるが、監督の指示を聞いてばかりだと頭でっかちになって結局、うまくいかない、と考えているようだ。

 さらに、たとえ選手たちが指示を完全に聞かなくても、ザッケローニ監督は「大丈夫じゃないですか。それぐらいの信頼関係はあると思う。困ったら話せばいい」と語った。まだ23歳だが、ドイツで1シーズンプレーし、欧州チャンピオンズリーグ4強まで勝ち進んだ経験が、そう言わせるのだろう。

 31日のペルー戦の前日練習でチームメートと接触して左太もも裏を負傷。4日午前のフィジカル練習まで、別メニューだったが、午後の戦術練習から完全に復活した。

 チェコ戦では先発出場が濃厚で、3月のJリーグ選抜戦以来の3−4−3になる。「好きとか嫌いとかじゃなくて、面白い。(守備時には)ボランチの位置へ入ることがある。いままで(右サイドの)隅っこでサッカーをしていたけど、違った視野があるし、パスコースもいっぱいある」。さらに「後ろにセンターバックがいるから、相手へガッツリ行ける。ドイツでガチガチ行っていた練習が生きる」と待ちきれない様子だ。

 1試合も出場できなかった失意のワールドカップ後から始まった今季。大活躍した華々しいシーズンを締めくくる、立派な一戦にするつもりだ。 (原田公樹)

 

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