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【プロ野球】

内海リーグトップ7勝 楽天戦37イニング連続無失点

2011年6月5日 紙面から

巨人−楽天 リーグトップの7勝目を挙げ先頭打者本塁打の坂本(左)に祝福される内海=東京ドームで

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◆巨人2−0楽天

 笑いが止まらない。球界一の“ワシ狩り名人”がまた零封だ。巨人の内海が7イニングを5安打無失点に抑え、ヤクルト・由規に2勝差をつけるハーラートップの7勝目。今季初見参の東京ドームで選手会長が期待通りの好投。チームも5月22日以来9試合ぶりに勝率を5割に戻した。

 「初めての東京ドームだったんで、すごくうれしいです」。待ちに待った本拠地でのお立ち台に言葉も弾む。先月28日のロッテ戦(QVCマリン)でのチーム初完投となる152球完封劇に続くゼロ行進で、自身も5連勝。防御率1・14、勝率と投手3冠を突っ走る左腕は「できすぎです」と控えめだったが、紛れもないエースとして君臨している。

 それにしても、楽天には抜群の好相性だ。初対決の2006年から無傷の6連勝。08年5月28日の3回から続く連続無失点も37イニングに伸ばした。「あ、そうなんですか? (1人1人抑える気持ちの)結果がそういう記録になっていると思います」。希代の楽天キラーが名人芸を演じ、チームも同カード5連勝となった。

 発奮材料があった。前夜に52日ぶりの勝ち星を挙げた東野は、叱咤(しった)激励してくれた内海に対する感謝を繰り返した。「(東野)峻は開幕投手になって、その重荷を背負いながら苦しんでいた。何とか助けたかった」。開幕のマウンドを譲りながら、リーダーとしての振る舞いを変えることはなかった。帽子のツバに記した「柱」を行動で示す左腕に、原監督も「おごることなく、非常に良い精神状態ですね」と称賛。盤石の選手会長が、貧打のチームを支えている。 

  (井上学)

 

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