【神奈川】教科書調査員 「開示すべき」と答申2011年6月4日 横浜市教育委員会が情報公開請求で、二〇一〇年度の教科書選定の調査員の名前などを非開示としたことについて、市情報公開・個人情報保護審査会は三日、「開示すべきだ」と判断、市教委に答申した。磯子区の主婦(62)が異議を申し立てていた。 答申などによると、市教委は〇九年度に、八区の中学校で自由社版歴史教科書の使用を決定。その後、ルポライターが社会科担当の調査員を取材したことから「調査員が萎縮する」と主張。一〇年度から調査員名や、担当教科、所属学校名などを非公表にした。 答申では「取材は、調査員本人の同意に委ねられ、通常の取材の域を出ているとは言えない。情報開示が、今後の教科書調査に実質的な支障を及ぼすとは考えがたい」と、市教委の主張を退けた。 市教委指導主事室の斉藤一弥室長は「今回の答申を踏まえ、市教委として対応していく」とコメントした。 (荒井六貴) PR情報
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