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韓国軍の射撃的に金一族写真 北朝鮮「全面報復」警告

2011年6月4日11時31分

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写真:故金日成主席と金正日総書記、後継者とされる正恩氏の顔写真を用いた射撃訓練の標的=ロイター拡大故金日成主席と金正日総書記、後継者とされる正恩氏の顔写真を用いた射撃訓練の標的=ロイター

 北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は3日夜、韓国軍の訓練場で金正日(キム・ジョンイル)総書記の写真が射撃訓練の標的に用いられたとして、「全面的な軍事的報復行動に入ることになろう」と警告する報道官声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

 韓国軍関係者によると、予備役訓練の一部では故金日成(キム・イルソン)主席や金総書記、その後継者とされる正恩(ジョンウン)氏の顔写真を射撃の標的として使われてきたが、「各部隊長の判断であり、軍全体として指示したことはない」という。

 声明は標的への使用を「許し難い特大型挑発」と非難し、韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防相らの処罰や謝罪、再発防止を要求。それらが実行されるまで「軍事報復対応の度合いを階段的に高めるだろう」と牽制(けんせい)した。(ソウル=箱田哲也)

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