政治【政論】信なき首相では国難に向かえず+(3/3ページ)(2011.6.2 10:15

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[政治]ニュース トピック:菅首相

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【政論】
信なき首相では国難に向かえず

2011.6.2 10:15 (3/3ページ)

 「政治家はあくまで自分がやっていることが国民のためになるか、歴史に評価されるかを考え、出処進退を考える」

 首相は就任以来、自らの政権の歴史的意義を強調し、東日本大震災発生後は自分が首相であったことを「運命」「宿命」などと麗々しい言葉で飾ってきた。そしてそれを、国会で「傲慢だ」と指摘されても理解しようとしない。

 「おれは歴史に名前を残したいんだ」

 それどころか、官邸内では周囲に自信満々こう言うのが口癖だという。

 「(トップが)ねじけてかたくなで人と和合せず、諫言(かんげん)に逆らって人に勝つことを好み、国家のことを考えないで、軽率な行動で自信たっぷりという場合は、その国は滅びるであろう」

 まるで首相そのものだがこれは韓非子が2200年以上前に述べた言葉だ。時代と国境を越え、亡国の指導者は似通っているようだ。(阿比留瑠比)

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