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【社会】

放射性物質1万分の1に 東電の汚染水処理システム

2011年6月4日 22時18分

 自衛隊ヘリから撮影した福島第1原発。(手前から)1号機、2号機、3号機、4号機=4月26日(防衛省提供)

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 東京電力は4日、福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む汚染水の処理システムの概要を明らかにした。放射性セシウムなどを除去し、濃度を千分の1から1万分の1程度に低減させることができるとしている。

 東電によると、処理システムは、2、3号機の汚染水が移送された集中廃棄物処理施設に設置。まず油分離装置で油分を取り除き、米キュリオン社から技術提供を受けた吸着塔でセシウムを除去。さらにフランスのアレバ社が技術協力した装置に移し、薬品を入れてセシウムやストロンチウムを凝縮、沈殿させて取り除く。その後、屋外に設置した装置で塩分を除去する。

 除染した水は約200メートル離れたタンクに保管、原子炉へ戻す「循環注水冷却」に使う。東電は1日に1200トンの汚染水を処理することが可能で、12月末までに約20万トンを処理するとしているが、年明け以降も処理は続く見込み。

 また放射性物質を含む沈殿物は2千立方メートル程度出る見込みで、放射性物質の濃度は非常に高いとみられるが、処理方法は未定。水処理がうまくいっても課題は残る。

(共同)
 

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